マフィアに所属する蒼い巫女【文豪ストレイドッグス】【太宰治】

終戦：時雨side ページ14

血が全て飛び散り、敵の居た場所に血と肉片だけが残った

すると、お嬢がその場に倒れこんだ

時「おじょ「Aちゃん！！」」

俺がお嬢に駆け寄るより先に、太宰とかいう奴がお嬢のもとに走っていた

太「Aちゃん！Aちゃん！！」

太宰は倒れているお嬢を抱き上げ、お嬢に声を掛ける
しかし、お嬢はピクリとも動かない

太「熱い・・・すごい熱だ・・・」
時「仕方ねぇよなぁ。初めての戦闘にあんまり霊力がない状態で駆り出した上にあんな無茶をしたんだから」

あの術はかなり強力なもの・・・若しもこのまま目が覚めなかったら・・・

時「俺がお嬢を拠点まで運ぶ。あんたはこれから来るであろう増援部隊に、そこの相棒さんと一緒に送ってもらいな」

俺は太宰の腕に抱かれているお嬢を自分の腕に移し、お嬢を自分の背中に負ぶった

時「あ、そうそう。今回のことはあんたの相棒さんの異能の暴走で敵組織を消滅させたってことにしときな」
太「え、でも・・・」

時「先刻、お嬢も戦闘で評価されたくないって言ってただろう
　それに、ありのままに伝えたところで、誰も信じねぇよ
　じゃあな」

俺は亀に変化し、お嬢を甲羅に乗せてマフィアの拠点に戻った

昏睡の巫女:太宰side→←巫女の怒り：時雨side

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す