【文スト】特一級危険異能者に恋するなんて私はおかしいですか？【綾辻行人】

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あれから、綾辻先生は退院。事件も解決し、平和に終わっ………てない。


「綾辻先生と…？」


『はっ、はい…すすすすみません』


坂口先輩に呼び出しされてます。ひいぃ。


まあ、そりゃそうだよな。


“特一級”危険異能者なんだよな。


「良いんじゃないですか、坂口先輩」


『…辻村先輩！？』


「お早う。一寸気になってね」


「辻村さんには関係ないでしょう」


「日ノ川さんが言ってるんだし、大丈夫ですよ、多分。もう自己責任です」


「それに日ノ川さんが傍に居る事で、この後も監視を継続出来ますし、精神的なものも緩和されるのではないでしょうか」


つ、辻村先輩…


「……はあ。勝手にしなさい」
　

溜め息を吐き、髪を掻きむしる先輩。


『あっ、ありがとうございます！！』


「良かったわね」


『本当、ありがとうございます！！』


「いいのよ。綾辻先生、根は優しいのよ、きっと」


「幸せになってね」


『はいっ、ありが……ん？』


先輩の左の薬指に、キラリと光るもの。指輪？


『せっ……、先輩っ…』


「うふふ」


『お、おめでとうございます！！』


「ありがとう。じゃ、私はこれで」


『ありがとうございました！！』


辻村先輩が完全に見えなくなった事を確認して頭を上げた。


「あらあ、日ノ川ちゃんじゃない♪」


『佐伯先輩』


デスクに戻って、書類の準備を始める。


「あ、そうそう！私ね、今度ある方と御食事に行く事になったの♪」


『ええっ、良かったじゃないですか！』


「そうなの♪こーんな」


あ


「私の」


佐伯先輩の


「趣味を」


趣味とは


「理解してくれる人がいたなんて♪」









.









.









「やっぱB Lは良いものよねえ♪」


無類のB L好き。


生粋の腐 女子なのである。


「あ、これからソレについて話さない！？」


『事務所行くんでお断りしまあああす！！』


「行ってらっしゃ〜い♪」









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