ひーろー ページ10
Aは、駅の一件後特殊消防官と共に入隊する特殊消防協会へと足を運んだ。見た目は、新しいとは言えないがAはあまり気にしなかった。森羅と一緒に中に入ると、眼鏡の人が椅子に足を組んで座っており、手には二人の履歴書がある。(履歴書の内容については前話を見てください)
「第８特殊消防隊大隊長、秋樽 桜備だ」
と、言ったのは鉄棒に足をかけて、ぶら下がっている男の人だ。ので、頭の髪は重力によって引っ張られている。
「挨拶の時くらいトレーニングをやめてください」
「そうか……」
眼鏡の人は、その後森羅の方を向き、淡々とした口調で話し出す。
「武久 火縄、ズタボロ第８の中隊長だ」
「ゔ」
森羅が引きつった顔をしていると、大隊長がくるりと一回転し地面に着地する。
「して、シンラ。お前の履歴書の写真、なんで笑ってるの？」
首を鳴らしながら、大隊長は言った。それに対して、森羅は敬礼しつつ答える。
「はい！すみません。緊張とかで表情がこわばる時笑ってしまうクセがあるみたいです」
「……」
「は？」
「あ…いえ……緊張しちゃうと笑っちゃいます！顔が！！」
「あぁ……まぁわかるよ」
大隊長は森羅の顔に顔を近づける。その顔はとても眉間にシワがよっている。
すると、森羅は緊張したのか口角が上がり始め、終いには歯を見せ笑顔になる。
「ぶぁっはっはっはっ！！ああ！ごめん、ごめん！かわいいやつだな。お前、それじゃ誤解されることも多いだろう」
「はい！なめてるワケではございません！！(かわいい？気持ち悪いの間違いだろ…初めて言われたぞ……)」
「ぶあっはっはっはっ！！」
突然の爆笑から一転、大隊長は真剣な眼差しを森羅に向けた。
「それで、シンラ。消防隊に入隊した動機はなんだ？」
「はい」
「俺はヒーローに、なりにきました」
森羅の顔は笑っていた。
ーー「ひーろー」終了ーー
どうもこんにちわ！作者です(*'▽'*)
ちょっとした一言ですけど、ヒロアカも作りたいなあって、思っていたりします(＾◇＾)
更新時間を九時から十時あたりに変更も伝えておきますね！
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道化師 - 続きがすごく気になります!更新頑張ってください! (2020年10月7日 22時) (
レス) id: a938136fc3 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ - 続き気になります！更新楽しみにしてます！ (2019年10月12日 17時) (レス) id: 14d9286bf4 (このIDを非表示/違反報告)
TWINS(プロフ) - 初めまして！更新頑張ってくださいね！ (2019年9月24日 21時) (レス) id: 3bba864c65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：犬バニラ | 作成日時：2019年9月5日 23時
