少女の面接 ページ13
「お願い……します」
大隊長と中隊長はAの履歴書を見る。最初に中隊長が口を開く。
「A、あまりお前の履歴書には訓練校以降のみしか書かれていない。それまで何をしてた？」
少女はあの夢のことを話した。
「私、ある部屋にいました。そこに男の人いて、手引っ込まれて、色んなモノ入れられ……て」
思い出そうとすると、頭痛がする。気分も悪くなる。少女は口元を押さえた。
「……ッくそ」
「……すまない。変な事を思い出させた」
それを聞いて、大隊長は悪態をつき、シスターやマキは顔を青ざめた。
その少女の行動が周りに大きな勘違いを促してしまう。
まるで、Aが男によって部屋に監 禁さているかのようだ。さらに、流暢ではない日本語がろくな教育もされず育ってきたと、そしてさらに、細い身体、そして打撲や切り傷の痕がその男からの虐待のように思われた。ちなみにこれはAが目が見えなかったときに生まれたものだが訂正する人は誰もいない。
「……A嫌な事を思い出させてしまい悪かった……」
「は、はい」
こうして、Aが悲劇の少女として、皆が過保護になったのは、言うまでもない。
ーー「少女の面接」終了ーー
あーー、気持ちが重い……。
でも頑張って書きました。
明日もできたら更新します。
続く
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道化師 - 続きがすごく気になります!更新頑張ってください! (2020年10月7日 22時) (
レス) id: a938136fc3 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ - 続き気になります！更新楽しみにしてます！ (2019年10月12日 17時) (レス) id: 14d9286bf4 (このIDを非表示/違反報告)
TWINS(プロフ) - 初めまして！更新頑張ってくださいね！ (2019年9月24日 21時) (レス) id: 3bba864c65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：犬バニラ | 作成日時：2019年9月5日 23時
