挟まれる森羅 ページ12
森羅のいる部屋に三人が加わり、部屋の雰囲気が先ほどと変わって和らいだ感じがした。
シスターはすぐに森羅の元に向かう。
「先程はありがとうございました」
森羅は、口角を上げつつ答える。
「い…いえヒーローとして当然です！」
「やっぱり、運命……」
女の隊員の発言はシスターのチョップによって中断させられる。
「シスターでかわいいアイリス様が暴力なんてイケナイと思います」
シスターは女の隊員のうなじ、腰のところなどを突く。すこし、じゃれ合いが続いた後に女の隊員が森羅に話しかける。
「ズボンの丈大丈夫でしたか？」
「え？はい……」
大隊長が会話に加わる。
「マキがシンラの能力に合わせて丈を詰めてくれたんだぞ」
森羅はすぐに、女の隊員……マキに対して礼をしつつ感謝を述べようとする。
「そうなのですか！ありがとうごーーあ」
「？」
マキは森羅のズボンの方を見ているので、自然の前のめりになり、その為かマキの胸のところが強調される結果となり、森羅はすぐに目をそらそうと身体と共に後退しようとする。しかし、背後にはシスターがいて、かなり接近してしまう結果になる。
「ア……アリガトゴザいますッ」
「わっと」
「すみま……」
「大丈夫ですか？」
その時、二人の石鹸のいい香りが鼻をくすぐる。森羅は口角が再び上がってしまう。
森羅？「これが濡れた女の香りか……ちん ちんがイライラするぜ……」
大隊長が森羅のモノマネをしつつ声を出す。森羅はすぐに否定しようとする。
「ちょっと、そんな事考えてないですよ！訓練校も男ばっかで女の人に慣れてないだけです！」
そんなコントの中で中隊長が口を挟む。
「桜備隊長、あと新隊員がもう一人います」
「そうだったな。じゃ、始めるか」
Aはゴクリと唾を飲む。何を聞かれるか、不安でお腹が一杯だ。
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道化師 - 続きがすごく気になります!更新頑張ってください! (2020年10月7日 22時) (
レス) id: a938136fc3 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ - 続き気になります！更新楽しみにしてます！ (2019年10月12日 17時) (レス) id: 14d9286bf4 (このIDを非表示/違反報告)
TWINS(プロフ) - 初めまして！更新頑張ってくださいね！ (2019年9月24日 21時) (レス) id: 3bba864c65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：犬バニラ | 作成日時：2019年9月5日 23時
