今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:17,465 hit
小｜中｜大
＊ ページ3
.
「至さん、至さん」
今日も
「『831』の意味って知ってますか？」
「『831』？ 8月31日？」
知ってるなんて、絶対に言わないだろう。
知ってるなんて、知られたらいけない。
今日も不思議そうな顔をして、Aを見る。
「違いますよ、語呂合わせです！」
なかなか俺が気づかないから言い訳用の台詞を用意していたらしい。
「ほら、あるじゃないですか！ 2月22日は、『222』で猫の日とか」
「なるほど、『4649』でよろしくみたいな」
「そうそれです！」
口角をあげて楽しそうに喋るA。
だけど、目は寂しそうで。
「『8739』」
「もしかして、『はなさく』。花咲く？」
「MANKAIカンパニーっぽい」
皆それぞれの理由でここにやって来た。
お互いを知って、ぶつかり合いながら、舞台の上で最高の花を咲かせる。
舞台を見ている人に
「最高の舞台をつくるには、Aの力が必要だから。サポート頼むよ」
「はい！」
Aは、心からの笑顔が一番似合う。
それもまだ、言わない。
.
8letters 3words 1meaning
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 10人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：枝鈴 | 作者ホームページ：
作成日時：2017年4月16日 22時
