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「え?浮所君も西町?最寄駅一緒だね。」




荷物を取りに教室に戻り、駅まで歩きながら2人で話す。
どうやら浮所君の家の最寄駅は、私とおなじらしい。

たわいもない話をしながら駅のホームへ。



ホームのベンチにはスマホを弄る龍我。
どうやらまだ私達には気づいていないみたい。
絶対、またyoutube見てるな?



驚かしちゃお。



浮所君にしっーっとジェスチャーで伝えると、ソロリソロリと龍我の後ろに回った。





『梅干し!!!!』


『わぁ!?!?』




大きい背中をビクッとさせて、
これまた大きな声でナイスリアクション。


絵に描いたようなリアクションに笑っていると、
耳まで真っ赤にして振り返った龍我が立ち上がって、私のおでこにピシッとデコピンをかました。

全然痛くなかったけど、
両手でおでこをおさえ、笑ってる龍我をキッと睨む。




「びっくりしたじゃん!」

『龍我、本気でビクッーってなっててほんと面白かった!笑」

「てか、梅干しって何。笑」

『いちばん反応しそうな単語を…「あのー」

『あ、ごめん、浮所君!』




言い争いを始めそうになる私達の会話に、遠慮がちに浮所君が入ってきた。




「ほんと、仲いいんだね、ふたり。」




ニコッと笑う浮所君に思わず顔が紅くなるのを感じた。
さ、爽やかすぎて眩しい…




「…先輩も電車なんすか?」

「そう。西町まで。」




さっきの笑顔はどこに置いて来たのか?
浮所君を確認すると、龍我が愛想なく話し出す。




『浮所君も同じ駅なんだって。一緒に帰ろ?』




龍我は少し納得いかなそうな表情だったけど、
タイミングよく電車が来たので3人でそれに乗り込んだ。

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設定タグ:美少年 , 佐藤龍我 , 浮所飛貴   
作品ジャンル:恋愛
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me(プロフ) - ぷりむさん» ぷりむさん、再びコメントありがとうございます!ゆっくり更新で大変恐縮ですが、コメント励みになります!いつも読んで頂き、ありがとうございます。引き続きよろしくお願いいたします! (2020年7月27日 19時) (レス) id: 489d970d26 (このIDを非表示/違反報告)
ぷりむ - 更新ありがとうございます!!アップされてないかな〜とちょくちょく見にきていたので嬉しい!お忙しいと思いますが引き続き宜しくお願いします!!☆ (2020年7月26日 18時) (レス) id: b4212bb9de (このIDを非表示/違反報告)
me(プロフ) - ぷりむさん» コメントありがとうございます!本当に嬉しいです!お返事が遅くなり申し訳ございませんでした><友人たちに囲まれながらのストーリーを展開していきたいと思いますので、これからも是非ご覧いただけると嬉しいです! (2020年6月20日 16時) (レス) id: f47db2080a (このIDを非表示/違反報告)
ぷりむ - 友人構成がとても好きです!!更新楽しみに毎日チェックしてます!引き続きよろしくおねがいします!! (2020年6月16日 21時) (レス) id: ba90b25f8c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:me | 作成日時:2020年5月20日 2時

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