28 ページ29
『…保健室、閉まるっていうからさ、』
ドアの向こうからAのか細い声が聞こえる。
なんか隠してるな。
嘘つくの下手だから、
なんか隠してるとき、段々声が小さくなっていく昔からの癖。
龍「いや。俺、迎えに行ったとき、先生まだいたし。」
『…1人で帰れると思ったんだもん。』
龍「浮所に助けてもらうほどフラフラだったのに?」
『もう、先帰ったのはゴメンねって。』
もう着替え終わったかな、と思って、入るよーと声をかけ、ドアを開けた。
毛布を膝にかけたまま、ベッドの上で体育座りをしてるA。
隣に腰掛けて、顔を覗き込んだ。
龍「本当に心配したんだよ。めっちゃ熱あるのに、先に帰ったとかいうから。」
『だって龍我保健室に来れるの、何時になるか分からなかったし…あ、』
しまった、というような表情をして、顔を膝に埋めるA。
龍「部活1時間位って言ったじゃん。」
『…でも、その後、…予定あったでしょ?』
予定?
『部活の後、女の子に呼び出されてたんじゃないの?』
あー、あれか。
でも、なんで知ってるんだろ。
龍「呼び出しなんて、そんな何分もかかんないし。」
『告白、でしょ?』
龍「まぁそうだけど。返事決まってるんだから、すぐじゃん。予定のうちに入んない。」
知らない子からの呼出しなんて、Aとの約束と比べるまでもない。
龍「でも、なんでその事『龍我、ひどいよ、』
187人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
me(プロフ) - ぷりむさん» ぷりむさん、再びコメントありがとうございます!ゆっくり更新で大変恐縮ですが、コメント励みになります!いつも読んで頂き、ありがとうございます。引き続きよろしくお願いいたします! (2020年7月27日 19時) (レス) id: 489d970d26 (このIDを非表示/違反報告)
ぷりむ - 更新ありがとうございます!!アップされてないかな〜とちょくちょく見にきていたので嬉しい!お忙しいと思いますが引き続き宜しくお願いします!!☆ (2020年7月26日 18時) (レス) id: b4212bb9de (このIDを非表示/違反報告)
me(プロフ) - ぷりむさん» コメントありがとうございます!本当に嬉しいです!お返事が遅くなり申し訳ございませんでした><友人たちに囲まれながらのストーリーを展開していきたいと思いますので、これからも是非ご覧いただけると嬉しいです! (2020年6月20日 16時) (レス) id: f47db2080a (このIDを非表示/違反報告)
ぷりむ - 友人構成がとても好きです!!更新楽しみに毎日チェックしてます!引き続きよろしくおねがいします!! (2020年6月16日 21時) (レス) id: ba90b25f8c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:me | 作成日時:2020年5月20日 2時