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臣「A、俺の部屋行って。
岩田に聞いたから。
俺車で寝れるから。」



非常灯だけがついてるロビー



部長はハッキリと『A』って
名前で呼んだ



「大丈夫です。ここで平気です」



臣「俺が平気じゃないから、ほら」



部長は私を抱き上げるように立たせて
しっかりと手を繋いで歩きだした



「あの、1人で行けます。
お言葉に甘えます」



このままじゃ手を繋がれたまま
誰に会うかもわからない



『俺の荷物置きっぱなしだけど気にしないで』



そう言って鍵を渡された


部長の形跡の残る部屋
朝着てたTシャツが椅子にかけられたまま



そっと手に取ると
いつもの甘くてスパイシーな匂い

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作者名:miniminimana | 作成日時:2021年9月28日 20時

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