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you said


ほとんど一目惚れだった


登坂部長はうちの社内でも有名
ビジュアルもいいうえに仕事もできる
うちの社で最年少で部長に昇格した



入社して直ぐ
まだ前の社屋で古い建物だった本社
第三営業部は別の建物だったから
本社に用事で行った時



たまたま乗り合わせたエレベーター
信じられない事に止まった



『またかよ』小さく聞こえた声



また?こんな事信じられない



『あ、大丈夫?
多分5分もすれば復旧するから。』



「あ。はい…」



携帯を取り出して何処かに電話してる



『え?そうなの?
マジ?忘れてたわ。やべえ。頼むわ。』



電話を切ったその人と目が合った



『点検だって。張り紙あった?』



閉所が苦手で階段で行こうか
迷ってたぐらい



『大丈夫?』



ふっと肩に手が触れて顔を覗き込まれた



『大丈夫だから。すぐ動かしてもらえる。』



すっと背中を撫でられた



「すいません…閉所が苦手で…」


そう答えた時に動き出したエレベーター



『良かったね。気をつけて。』

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作者名:miniminimana | 作成日時:2021年9月28日 20時

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