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後ろからAを抱きしめた
「俺もAが好きだ。
だけど…」
A「部長。多くは求めません。
時々こうやって部長と同じ景色を
2人で見つめられるだけで幸せです。」
「本当に？」
Aは俺の方を向いて
『愛人っていうのかな…
部長の特別にしてください』
「A、好きだよ」
俺は卑怯だと思う
Aのきっと精一杯の告白に
言葉では答えずに
唇を塞いだ
俺を受け入れるように
薄く開いた唇に舌を差し込み
深く深く俺の思いを届けるように
きっとこの先こんな風に
外でキスする事も手を繋ぐ事もしてやれない
ほら今日だって送ってやれないから
タクシーに1人で乗せた
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作者名：miniminimana
| 作成日時：2021年9月28日 20時
