検索窓
今日:6 hit、昨日:45 hit、合計:26,266 hit

110 ページ10

omi said


長いフライト
どちらもあんま寝れてはないし
Aは機内食にもあんま
手もつけなかった


A「いいよ。1人で出れる」



そう言ったけど
Aの手を離さなかったのは俺



『ダメ』って押し問答だけど



「騒ぐなって。逆に気づかれる」



俺にとってAの事は
いつ世間にバレたっていいと思ってる
何度か頭の中でシュミレーションだって
した事ある



タクシーに乗り込んでからも
Aはずっと外を眺めてる



「俺さ荷物置いたらすぐ
事務所行かねえとダメなんだわ。
1人で平気?」



A「だから大丈夫だって。
隆二…大丈夫かな」



まあそれは俺も気になってる所




「ちょっと散らかってるけど
別に片付けなくていいからな!」



ギリギリまで仕事して
引っ張り出すように適当にパッキングして
LAに飛んだから…



A「うん…私の事は気にしなくて
大丈夫だから」



色の無い目をして
言われても説得力がないけど
どうにもならねえ



「家から出んなよ。
なんかあったらいつでも電話して。
出れなくても折り返すから!」

111→←109



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (36 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
133人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:miniminimana | 作成日時:2021年9月6日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。