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omi said



「たまには家から出た方がいいだろ?」



無表情のAをタクシーに乗せた



何度かAと来た
個室のあるカフェバー



「ご飯食ってないだろ?
適当に頼んでい?」



ベタな夜景の見えるカップルシート



頷くだけのAを他所に
適当に頼む



ビールとカクテルで一応乾杯



「A、さっきは怒ってごめん。
別に隆二と疑ってなんかないよ。」



A「うん…けどいい気しないよね」



「俺たちさ仕事や夢の話はしてきたけど
お互いの人生の先の話した事なかったよな。
俺は当たり前にずっとAと
どんな形であれ生きてくって思ってる。
それは結婚て形なのか
日本で一緒に暮らすのかLAで一緒に暮らすのか
そういう細かい所まで考えた事は
なかったけど。
Aは違った?」




A「違わないよ…
まだ付き合って2年だし
今回の事があるまでは当たり前に
一緒に先を歩いてくって思ってた」




「Aはさ叶夢を戸籍的にも
自分の子供にしたいの?」



A「それは私が決める事じゃない。
マリアのパパやママ、叶夢の気持ちが
1番大事だから。」




「俺は別に叶夢がお前の子供になろうと
ならなくても、一緒に生きてく気持ちは
なんも変わらねえよ。
2人が3人になるだけじゃん。
隆二がいるからさ、父親には
なれねえけどな。」

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作者名:miniminimana | 作成日時:2021年9月6日 11時

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