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A「臣…自分がこんなに
小さな事で不安になったり落ち込んだり
イライラするなんて思わなかった…」
微睡ながら抱きしめた胸の中で
Aが呟くように言った
「ん?それは俺の事?」
A「うん…
だけど欲張りで…
臣と離れたくないって思うのに
仕事ももっともっと沢山の人に
作った服着て欲しいって…」
「それは俺もよくわかるよ
仕事で色々制限されて
もっと自由に生きてえって思うのに
もっと売れたいとか
もっと俺たちの歌聞いて欲しいとか
いずれはソロでもっと自分が思う音楽を
聞いて欲しいとかさ…」
A「打算はよくないし…
私達の事が世間にしれたら
お互いの仕事に影響するってわかるけど
ヒロさんの話受けようかな…
そしたらもっと日本とLA行き来できるし」
「ヒロさんもさ、お前のセンス
認めてなきゃあんな事言わねえよ。
なんかさ、今まではライブ衣装って言えば
ガッツリライブ用ですって感じだったけど
最近の流れはもっとカジュアルってか
ナチュラルだからな」
A「すぐには飛んで行けないけど
寂しくなっても浮気しないでね」
すげえ素直にAが
気持ちを話してくれてる
やっと本物の2人になれた気がした
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作者名:miniminimana | 作成日時:2021年8月31日 16時