検索窓
今日:25 hit、昨日:2 hit、合計:29,425 hit

39 ページ38

omi said



自分で自分が嫌になる



勝手に押し入った風呂場で
自分の思いをAにぶつけて
行為の最中は俺を素直に求めてくる
それを感じて安心したくて
またAを抱いた



崩れ落ちそうになったAを
抱き止めて身体を綺麗にしてやる



風呂場から出てソファーで
賢者タイムではなく反省タイム



A「多田さんに告白されたの」


反省に追い討ちかよ



「アイツが良くなっちゃった?」



A「わからない…」



さっきあんなに俺の名前を甘く呼んだのに?



「ごめん…帰るわ…」



立ち上がり脱ぎ捨てた服を
手に取った



A「ごめん…」



背中に感じるAの温もり



「んな事されたら…期待しちゃうじゃん。」



A「多田さんの事は好きじゃない。
だけど…安易に突き放せない」



「そっか…まだこっちで仕事
やり始めたばっかだもんな」



卑怯じゃん
仕事を盾にするなんて
その言葉は飲み込んだ



A「臣の事もどうしていいかわかんない」



また困らせてるよな
昨日言った事と俺の行動が矛盾してんだから


A「今の臣に私は本当に必要なの?
私がLAにいてもいいって…
もう私がいなくたって眠れるでしょ?」



「寝れるっちゃー寝れるけど…
たけどお前を抱きしめてる時みたいな
穏やかな気持ちになった事はない」



A「じゃあ私は?
私は穏やかな気持ちになれなくていいの?
もうやだ…LAに帰りたい…」


また泣かせちゃったよ

40→←38



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (29 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
119人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:miniminimana | 作成日時:2021年8月25日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。