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omi said
自分で自分が嫌になる
勝手に押し入った風呂場で
自分の思いをAにぶつけて
行為の最中は俺を素直に求めてくる
それを感じて安心したくて
またAを抱いた
崩れ落ちそうになったAを
抱き止めて身体を綺麗にしてやる
風呂場から出てソファーで
賢者タイムではなく反省タイム
A「多田さんに告白されたの」
反省に追い討ちかよ
「アイツが良くなっちゃった?」
A「わからない…」
さっきあんなに俺の名前を甘く呼んだのに?
「ごめん…帰るわ…」
立ち上がり脱ぎ捨てた服を
手に取った
A「ごめん…」
背中に感じるAの温もり
「んな事されたら…期待しちゃうじゃん。」
A「多田さんの事は好きじゃない。
だけど…安易に突き放せない」
「そっか…まだこっちで仕事
やり始めたばっかだもんな」
卑怯じゃん
仕事を盾にするなんて
その言葉は飲み込んだ
A「臣の事もどうしていいかわかんない」
また困らせてるよな
昨日言った事と俺の行動が矛盾してんだから
A「今の臣に私は本当に必要なの?
私がLAにいてもいいって…
もう私がいなくたって眠れるでしょ?」
「寝れるっちゃー寝れるけど…
たけどお前を抱きしめてる時みたいな
穏やかな気持ちになった事はない」
A「じゃあ私は?
私は穏やかな気持ちになれなくていいの?
もうやだ…LAに帰りたい…」
また泣かせちゃったよ
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作者名:miniminimana | 作成日時:2021年8月25日 23時