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you said


臣が必死になってくれてるのは
充分伝わってきてる


だけど簡単に決断なんてできない
私にも今は多少なりとも
背負ってるものがある



ホテルでやる事があるもの本当



結局臣の押しに負けて
今度は臣がホテルについてきた
ホテルには苦い思い出があるから
別々のタクシーで



臣「あの男何者?」



「え?あぁ、多田さんの事?
結構やり手の経営者?かな?」



臣「ふーん」



「ね、本当にメールチェックして
返信しなきゃいけないからさ
お風呂でも行ってきてよ」



臣が大人しくお風呂に行って
メール見ながらやっと一息
今日の事が頭でぐるぐる駆け巡った


『何もしないから』


臣のそんな言葉はやっぱり嘘
だけどベッドで組み敷かれて見下ろされたら
身体が自然と疼く



この人の事嫌いになれれば
どんなに楽かわからない



私の答えなんて分かりきってるくせに
『嫌』と答えても引き下がらないくせに


『いい?』


キスされると目を瞑れば
耳元でそう聞くんだから

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作者名:miniminimana | 作成日時:2021年8月25日 23時

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