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「なんでLAに?」



A「臣に最後に電話した時
空港からかけたの。
それからずっとこっち」




「いや。そうじゃなくて。
なんで待っててくれなかった?」




A「簡単な事じゃないって
わかってたけど…
待ってる側の1年て長いよ?
毎日毎日臣の子供が産まれたんじゃないかとか
もう私の事忘れちゃったんじゃないかとか
ずっと思って…
実際他の人と…」





「違う!あの時撮られたのは
本当に違うから。
別に連絡は取れてたんだから
俺に聞いてくれれば良かったじゃん」




A「どうして?そう思うなら
臣から何も言ってくれなかったの?」



何も言い返せない
何を言っても言い訳にしかすぎないし
実際言い訳だから



A「もう過去なんだよ。
臣も今はすっかり売れて夢叶えてってるし
私も、ここ一応私のお店なんだ。」



「え?マジで?」



A「うん!デザイナー兼オーナー!」



過去の話をした時とは違って
キラキラした笑顔で答えた



時間が止まってたのは俺だけ…

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作者名:miniminimana | 作成日時:2021年8月25日 23時

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