42 ページ42
Aは絶対に俺の前で
暗い顔もみせなければ不満も言わない
不満がある様子すら見せない
『臣、好きだよ』
時々抱いている時に
気持ちが昂り過ぎてるのか言ってくれる
仕事が片付いてAに電話
「ね?もしかして隆二いんの?」
何故かぎこちないAの受け答えに
自然と出た言葉
A「あー、うん…」
「隆二に代わって」
隆二「なに?なんかあった?」
「いや、俺も行ってい?」
隆二「なんで俺に聞くの?
別に来たらいいじゃん」
天然なのか…わざとなのか
俺が行くと出迎えたAは
ちょっと気まずそう
隆二「あ、臣お疲れ!
臣もビール飲むでしょ?」
隆二が座ってる場所は
いつも俺が座る場所
飲むなんて聞くくせに
冷蔵庫からビールを取ってくれたのはA
イライラする
A「なんか2人いると狭いね。ごめんね。
臣ここ座って!」
隆二「んーそーうだよな。
もうちょっとセキュリティのいいとこ
引っ越せば?
ちょっと不用心じゃね?
あ、臣!この唐揚げ絶品!」
なんかカップルの家に
俺がお邪魔してるみたいじゃん
116人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「登坂広臣」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:miniminimana | 作成日時:2021年8月14日 10時