オンラインの中の君

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たいすけが怒ってる。でも、俺だって抑えきれない。我慢していた部分だから、一度口にしたら止まらなくなるよ。


K「連絡取ってるのだって知ってる。こそこそ会ってることも知ってる。裏切ったのはそっちだろ」

F「仕事帰りにたまたま会っただけだろ！何もしてねぇよ」

K「たまたま？たまたまな訳ないじゃん。相手は狙って装おってるんだよ」

F「わたはそんな奴じゃない！」

K「よこおさん庇うならヨリ戻せば？」

F「ひろ。嫉妬してるのも、そこまで追い詰めたのも悪いって思ってるよ。でも、俺が好きなのはひろで、そのひろが俺を信じてくれないとこの話は解決しないだろ？」

K「別れるからいい」

F「別れても解決しないよ。両想いなのに別れる意味わからないからね」

K「写真さえなければ我慢出来たのに、写真が答えじゃん。未練あるから残ってるんじゃん！」

F「たまが写ってるからとってあるだけ。ツーショットはないだろ？」

K「どこかに隠してるかもしれないじゃん！」

F「ないから」


静か過ぎてたまちゃんが居たことを忘れてしまっていた。たまちゃんが居たことを思い出したのはテーブルの上にある写真を手に取りビリビリに破き出したから。


F「たま、？」

T「こんな写真ごときで喧嘩しないでよ。これがあったから喧嘩しちゃったならもうないから仲直りして」

K「たまちゃん…」

T「みつ〜嫉妬したからって別れるはだめっ。別れたら後悔してもっと辛くなっちゃうよ？がやも。優しいのはわかってるけどさ〜中途半端にわたるに優しくしなくていいよ。俺らがフォローするからみつのこと大切にしてあげて」

F「たま、ありがとう。ごめんな」

T「早く仲直りして！」

F「ひろ…ごめんね。不安な気持ち持たせ過ぎちゃったね。これだけは信じて欲しい。俺が好きなのはひろだけだよ。確かにわた、わたるのことも好きだったけど、今を大事にしたいから。ひろが大事だから。だから別れるなんで言わないでよ」

K「信じたいのに信じられないくらいに不安で、好きで、どうしたらいいかわからないんだよ…」

T「ならわたる呼ぶ？話し合っちゃう？」

K「怖い、けど、よこおさんの気持ちも聞きたい」

T「もしがやを好きだって言ったらどうするの？」

K「…ライバルだね、って言う」

T「負けない？」

K「負けない」

F「ひろ…」

K「たいすけ別れたいって言ってごめん。もう二度と言わない。撤回させてください」

F「当たり前だろ！別れねぇよ、絶対」

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