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せんちゃんと仲良くなれたのかな?睨まれなくなったし、普通に会話してくれる。たいすけもほっとしたのか俺の頬を撫でてきた。
F「せんちゃん俺ら用事あるから」
S「がやちゃん酷い!恋人ができるといっつもそう!俺を蔑ろに扱う!」
F「そんなことないよ。もう3時間以上話聞いたよー?」
K「せんちゃん一個聞きたいんだけど…」
S「なになに!?」
K「たいすけの前の恋人って、どんな人?」
F「ひろ。知らなくていいよ?」
K「知りたい」
S「細くて背の高い人だった!黒髮で料理上手な人!」
K「…本当だ、正反対だ」
一気に自信をなくした俺は不安になってたいすけを縋るように見る。するとぎゅっと抱き寄せてくれた。
F「ほら、不安になっちゃったじゃん。だから知らなくていいんだよ。今の俺はひろしか好きじゃないんだから」
K「でも…なんか…あ〜…」
F「せんちゃん。ひろ不安定になっちゃうから。今から可愛がるからまた今度きて」
S「うわ〜!やらしい〜!」
嵐のように現れて去っていった。取り残された俺の中に大きくあるのは不安な思いだけ。たいすけはそれをわかってくれていて直ぐに抱きしめて大丈夫って言い聞かせてくれる。
K「なんで別れちゃったの?」
F「俺には勿体無すぎるくらい完璧な人でさ、俺も必至になり過ぎて一緒にいて疲れちゃったんだよね」
K「たいすけより完璧な人がいるの…?その人すごいね」
F「俺なんてなんもできないよ。だから溜め込まずにお互いの気持ち言い合える関係でいたい。ひろとは別れたくないしさ」
K「その人がさ、より戻したいって言ったらどうするの!?」
F「無いと思うよ。別れたいって言った時わかったってすんなりだったし」
なんか腑に落ちない。なんだろ、このざわざわする感じ。たいすけの中でしか整理ついてないんじゃないかな?相手はなんで振られたかもわからないと思うし、俺なら納得しないと思う。ちょっとした不安ともやもやを抱えながら月日は流れていった。
F「明日から寂しかったらみやかたまといてもらって?2人にはお願いしたからね」
K「う〜やだなぁ。離れるの初めてじゃん!どうしよ…なにしてよ」
F「いつも通りでよくない?」
K「いつも通りってさ、朝起きてたいすけとご飯食べてちょっといちゃついてから出勤して、電車の中でもいちゃついて帰りも待ち合わせして1日の報告しながら歩いて帰ってきてご飯かたいすけか迷って結局たいすけ選ぶのがいつも通り!」
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しー(プロフ) - こんにちは!とうとうたまちゃんが登場しましたね^_^藤北も大好きですが、玉北の可愛い友達関係も大好きなので嬉しいです!更新ありがとうございます(*^^*) (2019年8月2日 12時) (レス) id: 56067b6690 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - ボードに送っても大丈夫ですか? (2019年7月16日 21時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)
ちぇりな(プロフ) - ともさん» こんばんは★ありがとうございます!ご希望に添えるかはわかりませんが、大丈夫です( ´ ▽ ` ) (2019年7月16日 21時) (レス) id: e1584ce766 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - こんばんは!いつも楽しみにしてます!リクエスト大丈夫ですか? (2019年7月13日 0時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)
ちぇりな(プロフ) - しーさん» こちらこそ、目を通していただきありがとうございます(>人<;)ループ!!!!読んでいただけてとっても嬉しいです!!! (2019年7月10日 19時) (レス) id: e1584ce766 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちぇりな | 作成日時:2019年7月9日 21時