にー ページ2
M「せんさんはこんなところでなにしてるの?」
S「うさぎさん追いかけて来たんだよ!知らない?」
M「あ、きたやんね〜。あっちに行ったよ〜!」
みやたが指さす方向に向かおうとすると、ガシッと腕を掴まれ2本のバナナを差し出されました。
M「これ持って行くといいよ。右を食べると大きくなれるし、左を食べると小さくなれるからさ〜」
S「え?」
M「まぁ、食べればわかるよ!じゃあねぇ〜」
みやたは満足そうに微笑むと、奇妙な動きをしながら立ち去ってしまいました。
とりあえず貰ったバナナを大事にポッケに入れ再び歩き出すと、目の前に可愛らしいお家が現れました。
S「なんか全体的に小さい…?」
そんな疑問を抱きながらもドアをコンコンと叩くと中から探していたうさぎさんが出てきました。
K「来てもらって悪いけど、俺用事あるし遅刻すると怒られちゃうからまた今度来て!じゃ!」
まだ特に何も言っていないのにうさぎさんは慌ててドアを閉めてしまいました。
仕方が無いので、うさぎさんが出てくるのを外で待つことにしました。
S「腹減った〜…。あ!そうだ!」
みやたから貰ったバナナを思い出し右ポッケから一本取り出すとむしゃむしゃ食べました。
すると、突然身長がぐんと伸びてしまいました。
S「え!?たか!!!こわ!!!」
想像以上の高さにビビりしゃがみ込みながら、小さくなる方法を必死に考えていると…
K「でか!!!」
S「あ、うさぎさん!小さくなる方法知らない?」
K「知らね〜よ!てか嫌味かよ!俺はこお見えて180はあるの!今はめり込んでるだけ!」
S「絶対ないじゃん!」
K「うっせ!お前なんかバナナ食って動物園でも行っとけ!ば〜〜〜か!!!!」
なにか気に触ることを言ってしまったみたいで、うさぎさんはぷりぷり怒りながら走り去ってしまいました。
S「あ!バナナか!」
左ポッケに入れといたバナナをヒョイと口に放り込むとすっと元の姿に戻ることが出来ました。
S「さすがうさぎさん!お礼を言わなきゃ!」
お礼を言う為、再びうさぎさんが走り去った方に向かうとなにやら美味しそうな匂いがしてきました。
匂いを辿り中を覗き込むと、そこには優雅にお茶をのんでいるイケメンが2人いました。
S「こんにちは〜?」
F「…誰?」
S「俺はせんがです!」
帽子を被った色気漂う男のあまりのかっこよさに背筋がピンと伸びてしまいました。
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作者名:ちぇりな | 作成日時:2015年2月24日 1時