3 ページ4
「はぁ…セーフっ！」
『み、ミンギュ…早いってばっ…全速力すぎて付いていけなかったわバカ！』
校門をくぐると同時に離れる手。
ほんのり右手に残るミンギュの体温。
「A、体力なさすぎだろ(笑)」
『な…そりゃあミンギュは運動部だから平気だろうけど、私は違うもん！』
「ごめんごめん、拗ねんなよ〜」
ぐしゃぐしゃっと乱暴に頭を撫でられる。
朝から心臓に悪いことばっかりしないでよ、バカ。
「あ、そういやクラスはっ？どこになったっ？」
キョロキョロと辺りを見回すミンギュ。
『目の前に貼ってあるよ(笑)』
「へ、ほんとだ！見えなかった！」
『巨人め』
※187cm
「良かったなA、また同じだぞ！B組！」
『ほんと？良かった良かった〜』
「え〜リアクション薄っ…やったわ！ミンギュとまた一緒だなんて楽しくなるわね！みたいなの無いの？」
『いや、まず私そんな話し方しないから。やっぱりバカとは離れた方が良かったかな(遠い目)』
「そんなにバカバカ言うなよ！本当にバカになったらどうすんの！(？)」
『…私は何も言わない』
さてと、教室に行こう。
「あ、置いてくなよっ！」
とぼとぼと私の後ろを歩くミンギュ。
ペンギンの親子か私たちは。
「…A」
『なに？』
「さっきのマジで言ってんの？」
『さっきの？』
「俺とクラス離れた方が良かったって…」
…そんなこと気にしてたのかい！
『マジだったら？』
…私も性格悪いな。
パシッ、後ろから腕を掴まれる。
「俺は、お前と離れたくなかったし、また一緒のクラスですごい嬉しい。俺…Aがいないと、ダメなんだ」
ミンギュ…そんなこと言わないでよ。
変な期待、させないでよ。
『バーカ。あんなの冗談に決まってるでしょ？私も…ミンギュいないと、つまんないしね(笑)』
「A…いい奴！！」
『ぐ、ぐるし…』
廊下で突然ハグすんなバカミンギュ！
心臓の音、聞こえちゃうじゃん…
キンコンカンコン〜
「あ、教室行くぞ！」
また握られる手。
私、今きっと顔赤い。
絶対に赤い。
ミンギュ、離れたくなんかないよ。
また一緒のクラスなんて、すっごく嬉しい。
私こそ、ミンギュがいないとダメなの｡
ミンギュがいない世界なんて、耐えられないよ…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 399人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
でぃえん(プロフ) - やくるとさん» コメントありがとうございます(泣) ご期待に添えるよう頑張ります…(笑) (2015年8月21日 16時) (
レス) id: ed3bf1e789 (このIDを非表示/違反報告)
やくると - ミンギュもジフン君もいいですね〜。笑 ジョンハン先輩との絡みの期待してます!!笑 (2015年8月21日 15時) (レス) id: 9bf3b009f7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Moni | 作成日時：2015年4月14日 1時
