君色~colorful

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「なに泣いてんだよ、ガキ(笑)」

フッと微笑みながら指で私の涙を拭うジフン君。
くそっ…そんな技どこで覚えた。

『わかんないの…3人の歌聴いてたら自然と泣けてきちゃって…』

また涙が零れた。

「あぁぁ泣かないでぇぇ〜！(泣)」

「なんでソクミンがもらい泣きしてるの(笑) ウケる(笑)(笑)」

ちなみに今…ソクミン君号泣、スングァン君爆笑、ジフン君真顔、私ポカーンという謎の図が完成しております。

「ねーねーA先輩！僕の歌どうでしたっ？」

スングァン君は発言するときいちいち挙手する癖があるらしい。可愛いけど。

『すごく良かった！スングァン君の声ってなんか落ち着いてるよね、安心して聴いてられる！』

「マジですかっ？いぇーい！！」

はしゃいでて可愛い。

「A先輩僕は？僕はどうでしたっ？」

まだ目が潤んでるソクミン君。君も可愛いぞ。

『ソクミン君の声は伸びがあるよね、高音なんて鳥肌たっちゃった！』

「…A先輩にそう言ってもらえて嬉しい！！」

『ぐぇっ』

ソクミン君は抱きつき癖があるみたいです。

「離れろクソクミン」

「だからヒョン痛いですってー！(泣)」

またまたジフン君に強烈チョップをお見舞いされて、更に涙目になってるソクミン君。
可哀想だけど、可愛いぞ。

「んで？感想は？」

私の前に仁王立ちして、余裕そうに微笑むジフン君。

『…素敵でした』

「ん？聞こえねーけど←」

腹黒め。

『すっごく素敵でした！！！終わり！！！』

「はっ、素直じゃねーな(笑)」

そう言って、ぐしゃぐしゃと私の頭を撫でながらニコッと笑ったジフン君。
ほんの、ほんの少し、ドキドキしてしまったのは内緒。

『あ、私そろそろ帰るね！』

「えーもう帰っちゃうんですかぁ？」

「A先輩行かないで〜！」

左腕にスングァン君、右腕にソクミン君が絡まる。
何この子たち可愛い。

「…てめぇらとっとと練習しろ！」

「痛っ！(泣)」

「頭割れた！！(泣)」

ジフン君の強烈チョップを食らった2人は、頭を抱えてうずくまっている(笑)

「A」

『ん？』

「…いつでも来ていいからな、練習」

『ふふ、ありがとうジフン君』

「なっ…！」

ジフン君の頭をぐしゃぐしゃ撫でる。
髪の毛サラサラだなぁ…

『可愛い〜！』

ジフン君ミニサイズ(←)だしほんと可愛い！

「…うるせーな」

『っ…！？』

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