好きです！秋定先輩！ (ページ3)

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「そもそもな？Aちゃんは、むっちゃ可愛ええねん！」
「本人の前でそれ言う？」
「やからな？こんなよう分からん顔のヤツよりも高木とか羽田とかの方がええねん。絶対に！」

嬉しいようで嬉しくない。可愛いと思ってはくれている。けど、先輩の恋愛対象には入っていない。悲しくて仕方ない。

『私は、秋定先輩と付き合いたいんです』
「いや〜、間違っとるよ〜･･･こんな奴彼氏でもAちゃんが損するだけやもん」

さすけと由貴さんが二人で同時にため息をつく。二人も、分かっとらんなぁって思ってるんだろう。

「A、あっきーは諦め？」
「Aちゃん、今からでも遅くない。あっきー以外の彼氏作りや？」
『嫌です！私は･･･秋定先輩がいいんです！』

咄嗟に秋定先輩の腕に掴むと、こういうの自分の彼氏にやりや？とそっと掴んだ腕から話された。だーかーらー！私は秋定先輩の彼女になりたいんだって！

「じゃあ、俺と由貴はここで」
「由貴ちゃん、また明日！」
『秋定先輩さようなら！』

おぉー、と手を挙げて交差点で別れた。さすけと私は、幼なじみ。秋定先輩と由貴さんも幼なじみ。だから、こうして一緒に帰れてるんだけど。

「やから言うたやん･･･あっきーは手強いでって」
『手強くない･･･これぐらいで手強いって言い始めたらあかんねん･･･』
「お前、脳みそバグっとんのか？」
『秋定先輩の彼女になんねん！絶対に！』
「お前エグい神経しとんな･･･」

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