好きです！秋定先輩！ (ページ1)

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秋定先輩は、ふわふわしている。

「そうやんな〜？」

秋定先輩は、空気が読めない。

「えぇ〜、なんでぇ〜？」

そして秋定先輩は、人気がない。

「･･･うーん、どういうこと？」

私は、そんな秋定先輩のことが好きだ。人気はないし、空気も読めないし、変な発言もするけど、私にとっては、素敵な先輩だ。

「そんなあっきーばっか見てて大丈夫なん？」
『大丈夫、秋定先輩はきっと振り向いてくれる！あと、秋定先輩のことあっきーって気安く呼ばないで！』

幼なじみのさすけ。ほんまにただの幼なじみなだけで、ちゃんとバスケ部のマネージャーの彼女がいる。秋定先輩と仲が良く、よく四人で帰ることもしばしばある。ほんまは、二人で帰りたいけど勇気が出ない。

「Aちゃん！今日も来てくれたん？」
『来ました！秋定先輩のこと好きなんで！』
「あっきー、そろそろAと付き合ってあげてや。不憫でしゃあないねん」
「なんで俺やねん？！Aちゃんはもっと男前な子と付き合った方がええって！」
『いや！秋定先輩と付き合いたいです！』

こんだけ想いを伝えているのに、先輩は全然首を縦に振ってくれない。私は好きだから、ずっとバスケ部の練習見とるのに。

「また練習終わったら帰ろや！」
「そうやね！じゃあAそれまで何してる？」
『その前に秋定先輩を撮りたい･･･』

私は、練習してる秋定先輩をインスタントカメラで撮った。

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