65 BHside ページ15
｢え〜何？ジェネレーションギャップで俺だけ話解らないとかない？｣
｢何だって？｣
にこぉ、と効果音が付くほど笑んだミンソギヒョンの笑顔に負けて
｢はいはいごめんなさい、何の話？｣
仕方なく話に加わる事にした。
でもそれは俺の判断ミスだったことに
後から気づく。
・
｢だから〜、お前もAの事好きなんだろ？｣
｢いや、は、何でそんな話になるのか理解できないんだけど｣
3人で下らない話を続けているうちに
泣き疲れて眠ってしまった後輩サンの顔を写真に収めて愉快になっているヒョンが、
突然俺に話題をふっかけた。
っていうかやっぱり
ミンソギヒョンが話していたのって
Aヌナの事だったんだな、
後輩連れて飲みに来てるってことは
もしかして
｢お前もっ、て事はヒョンも好きなんでしょ？ヌナの
事｣
もう13杯めになるジョッキを空にして
ミンソギヒョンは少し虚ろな目で答えた
｢好きだよ、振られた今でもな｣
｢やっぱり？｣
｢おい、やっぱりってなんだよ｣
｢いや、今日えらい杯数飲んでるから、
何かあったのかなーって思ってたら的中した｣
目尻がつった猫のような目が
きょとんとまん丸になる。
次に、ヒョンは高く笑った。
｢俺はてっきり ｢やっぱり振られたんだ｣のやっぱりかと思った｣
｢まあそれも含んでのやっぱりだけど｣
｢やー！｣
カウンター越しに頭を叩かれそうになって素早く身を引いた。
｢で、もう諦めたの？ヒョンは｣
俺が聞きたいのはそこだ
ミンソギヒョンの告白を断るのなんてAヌナぐらいって言い切れるほど、ヒョンはハイスペックだ。
押しに押せば、
ヌナもころっと心変わりする可能性も無きにしも非ず、だと思う
｢…強敵がいるからな｣
強敵？
｢え？俺？｣
あほか、違う、と呆れられる
他にヌナの事が好きなやつなんて
いたか？
俺が知る限りでは、
俺と、ミンソギヒョンと…
｢ベッキョナ、お前 解らないのか？｣
ありえないという顔で凝視される
｢あー じれったい！ヒョン教えてよ！｣
・
｢ギョンスだよ｣
俺は耳を疑った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 729人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「EXO」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
どどどぱーく(プロフ) - 今日この小説を知ったのですが、もうかれこれ4回は見返しています。本当に最高です。作者様ありがとうございます(滝涙)この小説は私の生きる糧です...明日も学校頑張ります;: (2020年8月25日 4時) (
レス) id: 244e64f267 (このIDを非表示/違反報告)
星(プロフ) - mamado112さん» 読み返してまで頂けるなんて…！(;_;) とっても嬉しいですありがとうございます！！こちらこそ不定期更新でしたのに最後までお付き合い頂き本当に有難うございました(;_;)懲りずに新作を書き始めましたのでお暇があればそちらも覗いてみて下さい(*´｀) (2019年4月5日 12時) (レス) id: 1b59a5eb20 (このIDを非表示/違反報告)
mamado112(プロフ) - 最後まで読める嬉しさと終わってしまう悲しさが入り混じりながら読ませていただきました。んー感無量です(TT) 余韻に浸りながらもう一度一話から読み返しました。星さん。忙しい中更新ありがとうございました！また星さんの作品を読める事を楽しみにしています！ (2019年4月5日 2時) (レス) id: 9a8bc6c822 (このIDを非表示/違反報告)
星(プロフ) - まゆさん» 勿体ないお言葉本当に有難うございます！(;_;)そう言って頂けると次回作へのやる気が湧いてきます！！こちらこそ不定期更新でしたのに最後まで呼んで下さって有難うございました！！(;_;)(;_;) (2019年4月4日 1時) (レス) id: 1b59a5eb20 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 最高！最高でしたよ〜！！全てが完璧です！！面白すぎて、また最初から読みたくなります！！更新お疲れ様でした！また次回作あったら絶対読みます！！素敵な作品をありがとうございました☆ (2019年4月3日 21時) (レス) id: a5365422b1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：星 | 作成日時：2018年8月23日 16時
