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すぐに脱がせるって、
脱がせるって、
そういう意味で言ったんじゃないんだろうけど
｢何｣
｢いえ別に何も…｣
ギョンスの手から裂け目が綺麗に塞がったスカートを受け取ると、ギョンスはベンチから腰を持ち上げて、
｢営業って何時までの予定だったの？｣
｢終わりは17時、の予定だったんだけど｣
腕時計を見ると現在時刻13時。
今からジョンイン君と合流するのもありだな
｢とりあえず着替えてくる、ギョンスありがと｣
トイレの中で履き替えて
まだ香りの強いベッキョンの短パンを畳む。
トイレを出ると、ギョンスしかいなかった。
｢あれ？他の皆は？｣
｢チャニョルが強制連行してった｣
｢え、なんで？｣
｢彼女できたんだってさ｣
｢何それ聞いてない｣
あんなに落ち着きがなくて騒がしいチャニョルに彼女が…
何だか親の様な気持ちになってしまう
チャニョルが好きになるくらいだ
きっといい子なんだろう
｢それで惚気話聞かされてんの、あの二人は｣
ギョンスは黙って頷いた
｢ぎょんちゃんだけ抜け物にされる訳ないから何かうまい事言って逃げてきたんでしょ｣
｢正解｣
｢なんて言い訳したの？｣
私の問いには
返事の代わりに、
｢何だと思う？｣
ギョンスはそっと私の左手を握り、
ぎこちなく指を絡めてきた
｢えっと｣
突然の事に戸惑いながらも
ギョンスの手から伝わってくる温もりを
心地良いと感じてしまう
｢なんですかこれ｣
｢ヒント｣
どういう言い訳をしたかのヒントだと
ギョンスは言うけど。
｢わかりにくい、し｣
｢わかる様に言おうか？｣
もう一度、強く
確かめるように握りしめられた手。
握られた手を離そうとしない自分に
自分が1番驚いている
きっと、私今凄く複雑な顔してる。
そして、
それもきっとギョンスにばれてる。
私の視線と
ギョンスの視線がぶつかる。
私達の間だけ時が止まったように
呼吸も躊躇うほど張り詰めた空気
ギョンスが何かを言おうと
唇を薄く開いた時だった
｢A｣
私の名前を呼んだのは
目の前の彼じゃなくて
｢…と、ギョンス君？｣
ミンソクさんだった。
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どどどぱーく(プロフ) - 今日この小説を知ったのですが、もうかれこれ4回は見返しています。本当に最高です。作者様ありがとうございます(滝涙)この小説は私の生きる糧です...明日も学校頑張ります;: (2020年8月25日 4時) (
レス) id: 244e64f267 (このIDを非表示/違反報告)
星(プロフ) - mamado112さん» 読み返してまで頂けるなんて…！(;_;) とっても嬉しいですありがとうございます！！こちらこそ不定期更新でしたのに最後までお付き合い頂き本当に有難うございました(;_;)懲りずに新作を書き始めましたのでお暇があればそちらも覗いてみて下さい(*´｀) (2019年4月5日 12時) (レス) id: 1b59a5eb20 (このIDを非表示/違反報告)
mamado112(プロフ) - 最後まで読める嬉しさと終わってしまう悲しさが入り混じりながら読ませていただきました。んー感無量です(TT) 余韻に浸りながらもう一度一話から読み返しました。星さん。忙しい中更新ありがとうございました！また星さんの作品を読める事を楽しみにしています！ (2019年4月5日 2時) (レス) id: 9a8bc6c822 (このIDを非表示/違反報告)
星(プロフ) - まゆさん» 勿体ないお言葉本当に有難うございます！(;_;)そう言って頂けると次回作へのやる気が湧いてきます！！こちらこそ不定期更新でしたのに最後まで呼んで下さって有難うございました！！(;_;)(;_;) (2019年4月4日 1時) (レス) id: 1b59a5eb20 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 最高！最高でしたよ〜！！全てが完璧です！！面白すぎて、また最初から読みたくなります！！更新お疲れ様でした！また次回作あったら絶対読みます！！素敵な作品をありがとうございました☆ (2019年4月3日 21時) (レス) id: a5365422b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星 | 作成日時：2018年8月23日 16時
