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Side_YOU
『ジェミンくんは子供の頃のこと覚えてる？』
「ん〜、気付いたらいつもジェノといたなってことくらい。どうして？」
『なんとなく』
ロンジュンからの大量の通知は全て無視して、ジェミンくんの心臓の音を聞きながら、日頃思っていたことを口にしてみる。何年かに1回、知らない女の人が赤ちゃんを抱っこして泣きながら謝っているという不思議な夢を見るんだけど、それがたまたま今日だった。それを見るといつも不安になってやるせなくなってしまう。だからそれを吹き飛ばすためにも、とにかく早くジェミンくんに会いたくて、ロンジュンに冷たく当たってしまったのを少し後悔していた。
「覚えてなくても仕方ないよ。人間ってそうやって出来てるみたいだし」
『そうなの？』
「きちんと記憶が保てるようになるのって7歳くらいかららしいよ、テレビでやってた」
0時を回ったばかりだというのにジェミンくんは眠そうにまばたきを繰り返している。普段ぱっちりしている目はくっつく寸前だ。久しぶりに会って、たくさんゆっくりお話をして、ジェミンくんはそれだけで満足なのだろうか。完璧に閉じられたまぶたに落胆してしまう私は、ロンジュンがよく愚痴をこぼしている《下品な女》の部類に入るのかな。
『ジェミンくん、寝た？』
物足りないのは私だけだったらしい。狸寝入りかと思ったのに、いくら耳を引っ張っても固いお腹を触っても、くすぐったいでしょって反応がないから、目に入った鎖骨に軽く吸い付いてみた。寝てる人相手に何をしているんだろうと恥ずかしくなって背を向けて私も目を閉じると、唇に生ぬるい温度が伝わってくる。ゆっくり目を開けたら、そこにはにやりと口角をあげているジェミンくんがいた。
『起きてたの？』
「どうやってAちゃんのこと誘おうかなって思ってたら、そっちから手出してくるとは思わなかったなあ」
『…や、やだあ』
「嫌なの？」
わざと聞いてくるなんて意地悪だ、何も返さなくなった私を見て、満足そうに笑いたくさんのキスを落としてくる。その間もスマホの通知が鳴り止むことはなくて、うるさいなといつもの数倍低い声で言ったジェミンくんは電源を落とすと、服に手を滑り込ませてきた。
明日の朝起きたら未読数がえぐいことになってるんだろうなあ、Aにおやすみ言ってもらえなかったから中々寝られなかったと目を真っ赤にしていた日があったけれど、果たして今日もそうなんだろうか。
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ひかる(プロフ) - めっちゃめっちゃめっちゃめっちゃ続き気になります(＞＜)更新楽しみにしてますo(^-^)o (2023年3月19日 17時) (
レス) @page16 id: 8af556f919 (このIDを非表示/違反報告)
七瀬(プロフ) - 初めまして！最高すぎてコメントさせてくださいm(_ _)mシスコンロンジュンも彼氏のジェミンも設定が最高すぎてとてもワクワクしました！寒波が続きますので体調に気をつけてください！更新楽しみにしています♡(๑♡ᴗ♡๑) (2023年1月25日 11時) (レス) @page14 id: abb9e95463 (このIDを非表示/違反報告)
ころころまん(プロフ) - 最高すぎやしないですか。サイアンドコーです。好きです！！！更新頑張ってください泣 (2021年7月2日 19時) (レス) id: ddd6b54eb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kiki
| 作成日時：2021年7月2日 16時
