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Side_HC
「それにしても可愛かったな」
「…何が」
「Aちゃん」
「ふざけんな」
「あれならお前の妹でもいけるわ」
「彼女にチクるぞ」
「勘弁して、てか俺の彼女がAの友達って忘れた？Aちゃんとの関係最悪になるけど」
「呼び捨てするな」
ロンジュンもといシスコンはあそこから連れ出した俺を恨めしそうな目で見てくる。あんなにハートが飛び散ってる空間にいる方が辛いだろ。俺はジェミニがあんな顔することに驚いた。どちらかといえば自分の殻に閉じ籠ってるタイプで女の子なんか興味ないですって感じだったのに、いきなり「好きな子ができた」「彼女ができた」って伝えられたときよりもさらに驚愕。まああんだけ可愛かったらそうなるか。ロンジュンの妹だし顔はめちゃくちゃ整っていた。
「ジェミニいいやつだよ」
「お前目線のいいやつって大体ろくでもねーやつだろ」
「そんなことねえって」
「ある」
「……はあ」
俺が妹を見たからか、断固として触らせてくれなかった部屋の本棚のアルバム列に手を伸ばしても何も言わないから、適当に取ったアルバムをぱらぱら捲る。高校時代のAちゃん超可愛いじゃん、スカートの丈もいい感じに短いし太もも柔らかそうだし。咳払いが聞こえたから顔を無表情にして、次へ、また次へと見続けていくと、年齢によって変わった訳ではないってことを確信したため、何気なくそれを呟いた。
「Aちゃんあんまり似てないよな」
「………それ」
「なんかずっと似てない、パーツのひとつくらい似ててもいいのにな」
「……なあ」
「怒んなって」
「それ絶対Aの前で言わないでほしい」
「なんで」
「………頼む」
先程の勢いはどこに行ったのかロンジュンは声を震わせてうつむいていた。
「それを言われたらAはきっと悲しむから」
「絶対喜ぶだろ」
悲しむのはお前だろうが、頭を一発叩いたけれど反撃されなくて、気持ち悪さと心配がぐしゃぐしゃに入り交じりながら、アルバムは幼少期へと突入していく。おーおー、昔は普通に仲良かったんじゃん、ほっぺたなんてくっ付けちゃって。何冊か仲の良さそうなファン家に微笑ましさを感じていたら、過去に遡り、幼くなっていけばいくほど、どこか物足りさを感じた。
「……なあ、Aちゃんって一歳差だよな？」
顔をこわばらせたロンジュンが頷いて、さっきの言葉の意味はそういうことだったのかと、そこでやっと理解した。
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ひかる(プロフ) - めっちゃめっちゃめっちゃめっちゃ続き気になります(＞＜)更新楽しみにしてますo(^-^)o (2023年3月19日 17時) (
レス) @page16 id: 8af556f919 (このIDを非表示/違反報告)
七瀬(プロフ) - 初めまして！最高すぎてコメントさせてくださいm(_ _)mシスコンロンジュンも彼氏のジェミンも設定が最高すぎてとてもワクワクしました！寒波が続きますので体調に気をつけてください！更新楽しみにしています♡(๑♡ᴗ♡๑) (2023年1月25日 11時) (レス) @page14 id: abb9e95463 (このIDを非表示/違反報告)
ころころまん(プロフ) - 最高すぎやしないですか。サイアンドコーです。好きです！！！更新頑張ってください泣 (2021年7月2日 19時) (レス) id: ddd6b54eb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kiki
| 作成日時：2021年7月2日 16時
