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宿舎から基本的に移動車は2台のため、ドヨンと同じ車に乗るようにしている。大きなバン1台だけの時はトランクで寝ていることが多いけれど、そうじゃなければ空いている座席に座りぼーっとしているかやっぱり寝る。女の子なんだからトランクなんて駄目でしょって当たり前のように告げてきたドヨン。前みたいに一応って言わないドヨンは、私をきちんと女の子として見れるようになったらしい。
『今日ここで撮るの？新曲？』
ドヨンにぴったりくっついて尋ねると、1つ頷いスタジオの隅に視線を送った。恐らくあそこにいろということだろう。大人しくそこの椅子に座って見学をしていると、どこかから突き刺さるような視線を感じた。ドヨンだとしたら私信用されてなさすぎじゃない？そう思ったけれど、ドヨンはジェノくんに絡んでいる上に背を向けている。もしかして誰か私が見える人がいるのかな……。誰のものか分からないから怖くなって、その背中にへばりつくと、後ろからの奇襲にもう慣れたのか特に反応することなく会話を続けていた。
撮影開始の声が聞こえたのでさっきの場所に戻ると視線はもう感じなかった。スタッフさんではなさそうだからメンバー……？そうなると127の方たちは違うだろうし、限られてはくるけれど……。見えたら見えたでしょ〜なんて偉そうに言っていたくせに、実際それに直面しているかもしれない状況だと意外と焦ってしまう。撮影は順調に進んでいき、1回目の休憩に入ると再び視線を感じたため、逃げるようにドヨンの元へ向かう。その時ルーカスくんとすれ違ったけどやっぱり可愛くてカッコよくて、ちょっといい匂いがしてときめいた。
もしかしたら私のこと見える人いるかもしれない、とドヨンに報告をしようとしたら、アンニョーンと少し高めの声に遮られた。
「……あれ？違うのかな？じゃあニーハオ？」
「さっきから何言ってるの？いつも変だけどいつもの倍変だな」
「うーん、コン……コンチニ？コンニチハ？？」
もしかして、もしかしなくても私に話しかけているのかな。そんなまさか〜と思い振り向くとバッチリ目が合った。
「あっ！目合った！コンニチハ！！ボクハ……って何するのドヨン〜！」
「ヒョ、テヨンイヒョン！僕達喉乾いたから飲み物買ってきます！」
まさか、が的中したらしい。慌ててドヨンがその人ーーーテンさんの腕を引っ張ってスタジオの外に連れ出した。
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am - ウェブからですが…一気読みさせて頂きました…別のお話で主さんに出会って、他の作品も読んでみたいと思い…このお話凄く感動しました大好きです😭今まで見たものの中でいちばん😭これから何度も読み返そうと思います！ (8月13日 15時) (
レス) @page44 id: ac71b3b21f (このIDを非表示/違反報告)
ye8(プロフ) - stellaは何度も読むぐらいすきな作品なので主人公の登場にわきました！これからも応援しております (2022年10月5日 20時) (レス) id: df52ff380a (このIDを非表示/違反報告)
donut(プロフ) - 大好きです。 (2022年10月5日 14時) (レス) id: 26b0a97f67 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - テンちゃんのことも忘れてるのが切なすぎます(TT)徐々に謎が解き明かされて行くこと、2人の関係性の進展、気になります…！更新、kikiさんのペースで頑張ってください、楽しみにしています！ (2022年9月4日 18時) (レス) @page26 id: 1da797eec3 (このIDを非表示/違反報告)
ありす(プロフ) - 更新嬉しいです(TT)kikiさんの文章大好きです！ (2022年8月27日 15時) (レス) id: e88d06d936 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kiki
| 作成日時：2020年4月4日 17時
