from.X ページ48
Side_???
「どうして、なんで、俺の………………」
男の手にあるのは大量の写真。その中の人物の視線は1つも合っているものはない。
「俺が、いるのに」
男女が笑い合っている幸せそうな写真を握りつぶすと、男は自身の爪を噛みキーボードに触れ、血走った目でそれを叩くように入力していく。
《もう忘れてる人も多いだろうけど、ヘチャン×Aは本当にただのデマだ》《本命は他にいる》《クソ女め》《絶対に許さない》《クソ野郎クソ野郎クソ野郎》《俺のAに触りやがって》
それまでの力任せの打ち込みとは違い、丁寧にエンターキーを男が押すと、その投稿はみるみるうちに拡散され、男は嘲笑した。
《信じていないやつもいるけど》《これが証拠だよ》《お前らが想像してるアイドルなんかいない》《所詮あんなものは偶像》《作り物だよバカ女共め》
そこにはソファに座り映画を見ているAとジェノの動画が貼り付けられている。秒単位で角度が変わるそれはどこからどう見ても家であることが伺えたし、はっきりと顔が写っているため間違いなく本人たちで。手を握ったり肩に凭れている姿は正にただの恋人同士だった。
《寝室もセットしておけばよかった》《そしたらもっとすごいものが撮れたのに》
唇が触れ合いソファが沈む。テレビから雑音が消えて口付けが深くなると、Aを抱え部屋を出ていくジェノの後ろ姿が写り、ドアが閉まったところで動画は終了した。
___NEXT
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Kiki(プロフ) - なつみさん» あんまり女優設定って見ないなと思って書いた作品なので、そう言って頂けて嬉しいです🥺ヒロインちゃんの変化にも注目して頂けたらと思います〜🥺 (3月16日 12時) (
レス) @page26 id: 8611e65663 (このIDを非表示/違反報告)
なつみ(プロフ) - 他では見かけない設定なので、毎回楽しく読んでます！クールなヒロインが…！？って展開になってきてわくわくしてます🥺 (3月14日 12時) (レス) @page23 id: 7227221f75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kiki
| 作成日時：2023年12月7日 18時
