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ジョンウの背後でドアが鈍い音を立ててしまる。高いところはドアがしっかり作られているからこういう音がするんだろうなあと気を紛らわしていると、はっとしたようにジョンウは私から離れた。
「ごめんA、びっくりさせて、でも、僕…」
『一旦落ち着きなよ』
「落ち着きたいよ。でもそうさせてくれないのはAのほうじゃん！」
部屋にジョンウの声が響き私は思わずかっとしてしまう。確かに、昨日の私の態度は悪かった。でもそのきっかけを作ったのは間違いなくジョンウで、私だけが悪いように言われるのは気に入らない。さっきまでびくびくしていたくせに、「大体Aは！」とジョンウの口から飛び出す私への不満が止まらない。「Aは半分こだって言いながらおやつをいつも半分以上食べてた」とか、そんなの覚えてないよ。
『…それは謝るよ、でも、それを言いに来たの？』
「違っ…」
「僕はただ…」言いたいことがあるのに言えないときに口を結ぶ癖はまだ直っていないらしい。きつく握られている拳に手を伸ばしゆっくり開いていくと、ジョンウは力が抜けたようにその場にしゃがみこむ。同じようにして目線を合わせると、ずるいとひとこと呟いた。
『何が…ああほら、爪が跡になっちゃったじゃん。痛くなかったの？』
「…いたくない」
『ばかだなあ』
絆創膏を貼るほどではないし、だけど消毒液なんて持っていないから、アメニティにあったおしぼりを使おうと腰をあげようとしたらジョンウがそれを許してくれない。肘のあたりをつかみ、参っているのか弱っているのか、何度も私の名前を弱々しく呼んだ。
「A、A………」
『疲れてるならちょっと寝てく？』
「寝ない、その間にA帰っちゃうでしょ」
ジョンウの目にかかっている前髪を払おうしたら、恋人が手を繋ぐときように指と指を絡ませた。思わぬ行動に動揺していたら、私の体が宙に浮く…というか、ジョンウに持ち上げられていた。重いとか、恥ずかしいとか、たくさんの考えが頭に浮かんだけれど、ほぼ真上から見るジョンウは、想像しているよりもずっと男だった。
『…』
「顔真っ赤だよ」
『そんなの、急にジョンウが！』
「僕が？」
くすくす笑うジョンウの耳だって桜色に染まっていた。背中に柔らかさを感じベッドに運ばれたことが分かる。ジョンウは1回私をきつく抱き締めると、そのまま横に寝転び寝息を立て始めた。
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Kiki(プロフ) - ジュン三原さん» ありがとうございます！番外編考えてみます〜(^〇^)想像しただけで楽しそうなのでたぶん書きます！！！そのときはぜひお読みいただけたら嬉しいです(>_<) (2022年9月28日 18時) (
レス) id: 8611e65663 (このIDを非表示/違反報告)
Kiki(プロフ) - ありすさん» ありすさ〜ん！いつもありがとうございます(^〇^)推しのンウちゃんですが楽しんでいただけたようでよかったです(;o;)これからもお願いします(>_<) (2022年9月28日 18時) (レス) id: 8611e65663 (このIDを非表示/違反報告)
ジュン三原(プロフ) - Kikiさん、完結おめでとうございます!告白のシーンとかジョンウ言いそう言いそうって思いながら読みました。番外編でメンバーに付き合った報告したお話とか読めたら嬉しいです♡無理にとは言いませんが(汗) (2022年9月27日 18時) (レス) id: e151fe0a99 (このIDを非表示/違反報告)
ありす(プロフ) - Kikiさん完結おめでとうございます〜！！！！今回も素晴らしいお話をありがとうございました！！！！これからも何回も読み返します( ；∀；) (2022年9月27日 12時) (レス) @page44 id: e88d06d936 (このIDを非表示/違反報告)
Kiki(プロフ) - アラムさん» ドンピシャですか！？めげずに完結できてよかったです(;o;)こちらこそお読みいただいてありがとうございました(^〇^) (2022年9月25日 18時) (レス) id: 8611e65663 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kiki
| 作成日時：2021年8月8日 13時
