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遊びには行かない、その代わりに連絡は無視しないでね。
鼻をかんだティッシュを押し付けてきたジョンウの目は真っ赤だった。震え続けるスマホに舌打ちをすると、最後に部屋の扉から顔だけ出して一方的な約束を結びつけられた。あの日と逆のそれに、ジョンウはこんな気持ちだったのかと思うと胸がずんと重くなる。許可していないのに目の前からいなくなられたらどうすることもできない。
たぶん、なにも言わずに今度は私がジョンウの前から去ればいいんだけど、そうするときっとマークくんに迷惑がかかるからと言い訳を並べ、《ブロックしますか？》という問い掛けのキャンセルボタンを押した。
《おいしいサムギョプサルのお店連れてってあげようとしたのに》《あとで行きたいって言われても絶対連れてってやんないからね》
そんな私の気なんて知らずに、あの会話をした直後にも関わらず食べ物の話をしてくるジョンウ。相変わらず食い意地が張っているところは私の知っているキムジョンウだと胸を撫で下ろし《言わないよ、もうソウル来ないだろうし》と絵文字もなにも付けずに返した可愛さの欠片もないそれはすぐに既読になり、読むの早いなスマホ依存症かよと自分にも当てはまることを考えていたら、ランプが着信中の色に変化する。もちろん相手はジョンウで。悩み悩んで受話ボタンをタップした。
《無視しようとしたでしょ》
『してない』
《嘘、僕Aのことなら分かるもん》
分かるなら私が1番分かって欲しい気持ちを分かって欲しかった、こう思うのは何度目だろう。ジョンウはまだ宿舎には着いていないのか、向こう側から風の音が聞こえる。
『盗聴器とかついてたらどうすんの』
《心配してくれてるの？》
『するよ、そりゃ』
《どうして？》
『どうしてって……駆け出しのアイドルだし』
間違ったことは言っていないはずなのに、針で身体中をちくちく刺されているように痛い。私とジョンウの間に引かれてしまった線はすぐに跨げそうなくらい細いのに、そうするのはかなり困難らしい。
ーーーーううん、違う、引かれたんじゃなくて私が引いたのだ。ジョンウはそれを越えて歩み寄ろうとしてくれていたのに、私が拒絶した。
《だから嫌だったんだよ、結局こうなるじゃん》
何かを言いかけていたけれど通話を切り、早くここを離れないとダメだと散らかっていた荷物をかき集め、朝イチでチェックアウトしようとベッドに潜り込んだ。
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Kiki(プロフ) - ジュン三原さん» ありがとうございます！番外編考えてみます〜(^〇^)想像しただけで楽しそうなのでたぶん書きます！！！そのときはぜひお読みいただけたら嬉しいです(>_<) (2022年9月28日 18時) (
レス) id: 8611e65663 (このIDを非表示/違反報告)
Kiki(プロフ) - ありすさん» ありすさ〜ん！いつもありがとうございます(^〇^)推しのンウちゃんですが楽しんでいただけたようでよかったです(;o;)これからもお願いします(>_<) (2022年9月28日 18時) (レス) id: 8611e65663 (このIDを非表示/違反報告)
ジュン三原(プロフ) - Kikiさん、完結おめでとうございます!告白のシーンとかジョンウ言いそう言いそうって思いながら読みました。番外編でメンバーに付き合った報告したお話とか読めたら嬉しいです♡無理にとは言いませんが(汗) (2022年9月27日 18時) (レス) id: e151fe0a99 (このIDを非表示/違反報告)
ありす(プロフ) - Kikiさん完結おめでとうございます〜！！！！今回も素晴らしいお話をありがとうございました！！！！これからも何回も読み返します( ；∀；) (2022年9月27日 12時) (レス) @page44 id: e88d06d936 (このIDを非表示/違反報告)
Kiki(プロフ) - アラムさん» ドンピシャですか！？めげずに完結できてよかったです(;o;)こちらこそお読みいただいてありがとうございました(^〇^) (2022年9月25日 18時) (レス) id: 8611e65663 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kiki
| 作成日時：2021年8月8日 13時
