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その日、講義が終わった後、夕方から始まるバイトまでに時間があるからサークルの部室に寄ることにした。
文化祭が終わった後のこの時期は、サークル内で特に盛り上がるイベントも無く、集まるのは飲みの席だけ。
朝に買った漫画でも読んで時間を潰そうと、中に入ると案の定誰もいな、、、いた。
「よぉ、セフンがここにおんの珍しいやん」
「あー、ヒョン」
机の上にだらし無く預けてた上半身を、ゆっくり起き上がらせ、俺を見た後、また体が沈む。
その正面に座ってため息の理由を聞くと、持ってたスマホを俺の手に乗せて来た。
「んっ？ これ朗報ちゃうん？ なんで？ 」
Aちゃんとのトーク画面。そこに書いてあるメッセージは俺がセフンなら、よし、よしよし！って感じやけど。
「……Aが、そーいう事したいって事だから」
「あー、、、」
セフンを悩ますのは『先輩の家に行きたいって言ったのに断られた』ってメッセージ。
影を背負って涙を流してるキャラクターのスタンプ付き。
既読を付けたまま返事はしてない様子。
「ん？ え、まだやってないって事？ 」
「キスだけ」
「マジで！ え、でも最近付き合ったわけちゃうよな？ 」
「今、4ヶ月目くらい」
うわ、、、把握してる。
「A、今迄そーいうの無いから。下ネタ振ると顔真っ赤にして怒るし、キスより先なんて知ってるかも怪しいから安心してたのに……」
「ま、断られてんねんから、いいやん。まだ大丈夫やろ 」
……既にセフンと出逢う前に経験してるんやけど、言えるわけ無い。
あー、って事はミンソクだけなんや。あーそっかそっか。
「A、男の事べた褒めしてるけど、こいつ絶対怪しい」
「そうやな。実家じゃないんやろ？ 普通はすぐ呼ぶな」
「ヒョンとこ、毎日連れ込んでるもんね」
「アレは、あいつが自ら来てんの！ 」
もはや占拠されてる俺の城。
セフンは、ヌナの方の愛が強いのは見れば分かるよって真顔で答えた。
「Aの他に女いるんじゃないかって思うんだけど、ヒョンどう思う？ 」
「あー、同棲してたら呼ぶの無理やな」
「あいつ男見る目無いし、、、やっぱ、うん」
さっきまで、ふて腐れとった癖に、嬉しそうな顔。
好きな子の彼氏が他にも女おったら、普通は怒るって方向に感情が向かうと思うんやけど。
まぁでも別れる事になったら、そりゃ嬉しいやろうから、うん、この顔か。
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もにか(プロフ) - ゆあさん» ジョンデの心に渦巻く複雑な心境を全ては書き切れなかったんですが、何かしてあげたくても出来ない。好きになる事も許されない。そんな役どころでした。みんな幸せにしたいけど、結末は笑う人と泣く人がー、、、コメント嬉しいです（≧∇≦） (2016年10月20日 18時) (
レス) id: 8278efcdb6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - もうジョンデーー。ジョンデサイド苦しすぎます、、。勝手な思いでジョンデと幸せになってほしいとか思ったりセフンも報わらてほしいと思ったり辛いです。笑みんな幸せになってほしい>< (2016年10月17日 23時) (レス) id: 342c76f23a (このIDを非表示/違反報告)
もにか(プロフ) - はなさん» いつもコメントありがとうです＼(^o^)／本当に励まされます！ 初恋ではジョンデはみんなよりちょっと大人というか落ち着いてる感じだったのですが胸に色々持ってました^ ^ ブラックセフンとシウド。それからベクがどうなるか、読み続けてくれると嬉しいです(^з^)-☆ (2016年10月17日 21時) (レス) id: 8278efcdb6 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - のめりこんじゃいます！！！ほんと私の中でもにかさん神です！！！！！ (2016年10月16日 20時) (レス) id: d0f5a1909d (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 題名どおりすぎるお話でしたね！！！！最初のあたりは苦悩がまぁ少し可愛らしい苦悩でしたけど、記憶をなくした主人公と再会してからのジョンデの苦悩が！！！！！はんぱないっすね！！そしてセフン！ブラックセフン！（笑）毎回ほんと素敵小説すぎて話に (2016年10月16日 20時) (レス) id: d0f5a1909d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もにか
| 作成日時：2016年3月11日 21時
