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「デカっ！ 」
男2人、電車に揺られて6時間。
着いた先は、イーシンの心当たりの場所。ここAちゃん家？
「あ〜、ごめん。ジョンデ無駄足だった。これ」
指差したとこに売家の文字。
「ここに住んどったん？ え、Aちゃんって金持ちの子？ 」
「ここは、あの子のおじいさんの家だったんだけど。住んでたのは本当に短い間だよ。その時、僕の通ってた小学校に転校して来たんだ」
「へ〜、けどAちゃんは、イーシンの事覚えて無かったって事か？ 」
「覚えて無いっていうか、記憶に無いんじゃないかな？ 話した事も無かったし……ジョンデ、小学生の時にさ、テレビで話題になった市長の事知ってる？ 」
「分からん。覚えて無いわ」
話、飛ぶなぁ。あー、結局手掛かり無しで、また6時間かけて帰るんか。
「若くて有能で見た目まで良くて、当時凄く人気があったんだけど、逮捕されたんだ」
「え？ なんで？ 汚職とか？ 」
いい加減に聞いてたんが逮捕の言葉に一気に興味をそそられた。
「帰ろうか。歩きながら話すよ」
来た道を戻るイーシンに慌てて付いていく。
「人を殺したんだ。……それがイ・Aの父親だよ」
「え、嘘やろ」
歩いてた足に根が生えたみたいに動かんくなって。全身が硬直するなか、目だけをイーシンに向けた。
「僕さ、一度助けて貰った事があるんだ。その人に。その時に、娘、あの子と遊んでやってくれって頼まれたんだけど……」
「叶わなかった。友達にさえなれなかったし、好きだったのに、いじめから助けてあげる事も出来なかった」
やるせなさがイーシンから伝わってくる。
体の力が抜けて自分の思い通り動く右腕を、その頼り無い肩に乗せて、帰り道を歩いた。
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もにか(プロフ) - ゆあさん» ジョンデの心に渦巻く複雑な心境を全ては書き切れなかったんですが、何かしてあげたくても出来ない。好きになる事も許されない。そんな役どころでした。みんな幸せにしたいけど、結末は笑う人と泣く人がー、、、コメント嬉しいです（≧∇≦） (2016年10月20日 18時) (
レス) id: 8278efcdb6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - もうジョンデーー。ジョンデサイド苦しすぎます、、。勝手な思いでジョンデと幸せになってほしいとか思ったりセフンも報わらてほしいと思ったり辛いです。笑みんな幸せになってほしい>< (2016年10月17日 23時) (レス) id: 342c76f23a (このIDを非表示/違反報告)
もにか(プロフ) - はなさん» いつもコメントありがとうです＼(^o^)／本当に励まされます！ 初恋ではジョンデはみんなよりちょっと大人というか落ち着いてる感じだったのですが胸に色々持ってました^ ^ ブラックセフンとシウド。それからベクがどうなるか、読み続けてくれると嬉しいです(^з^)-☆ (2016年10月17日 21時) (レス) id: 8278efcdb6 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - のめりこんじゃいます！！！ほんと私の中でもにかさん神です！！！！！ (2016年10月16日 20時) (レス) id: d0f5a1909d (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 題名どおりすぎるお話でしたね！！！！最初のあたりは苦悩がまぁ少し可愛らしい苦悩でしたけど、記憶をなくした主人公と再会してからのジョンデの苦悩が！！！！！はんぱないっすね！！そしてセフン！ブラックセフン！（笑）毎回ほんと素敵小説すぎて話に (2016年10月16日 20時) (レス) id: d0f5a1909d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もにか
| 作成日時：2016年3月11日 21時
