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転校生 5 ページ16

先生はただこっちを見つめている。









柊「何が間違えたって?」









先生はあたしに近づき、あたしの顔を覗き込んだ。









ひぃぃ、先生怒った!?









あたしは先生の顔を見れず顔を逸らした。








A「す、すいません…
もうしません…」









柊「ほら、ちゃんと質問に答えろよ。
何が間違えたって?」









先生はもっと顔を近づけてあたしに問いかける。








A「ち、違う…。


間違えてない…」









目をきつく閉じ、そう答えた。
今度は一気に自分の顔が熱くなるのを感じた。









柊「寂しかったのか?」









A「…え?」









その一言にあたしはパッと柊先生の顔を見た。









柊「何か、久々にお前の顔見た」









先生はあたしの頭に手を置いた。
あたしも久々にこうやってちゃんと先生の顔を見て先生と話をしていると感じた。









柊「寂しかったから抱きついたのか?」









先生はそっと微笑んだ。









A「なっ…」









あたしはさっきよりももっと自分の顔が熱くなるのを感じた。









その時、準備室のドアが勢いよく開いた。
そこにはムッとした顔で水瀬さんが立っていた。









水瀬「柊先生!
全然戻って来ないと思ったら、伊藤さんとそんなにくっ付いて!
仲良さげにして!」









あたしは水瀬さんのその一言にすぐに柊先生から距離を取った。









水瀬「伊藤さんから先生に近づいたの!?」









水瀬さんが怖い顔でグッとあたしに近づいた。









A「いや、えっと〜…」









あたしは自分から抱きついただなんて言えなくて目を泳がせた。









水瀬「とりあえず、もう柊先生に近づかないでよねっ」









水瀬さんはあたしに向かって言い放ち、柊先生の腕を組んで引っ張りながら準備室を出て行った。









それから何故かあたし達4人は仲良くなるどころか水瀬さんから敵視されることになってしまった。

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設定タグ:3年A組 , 柊一颯 , 甲斐隼人
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chelly04(プロフ) - ユナさん» そんな風に言って頂き、とてもとても嬉しいです( ; ; )ステキなコメント本当にありがとうございます! (2019年9月24日 23時) (レス) id: d1ee8d6ad6 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ - ブッキー、カッコいいですね!私この小説好きです!これからも更新頑張ってくださいね!応援してます!(* ´ ▽ ` *) (2019年8月9日 20時) (レス) id: 5df833b6c1 (このIDを非表示/違反報告)
chelly04(プロフ) - 魅夢さん» コメントありがとうございます!そんな風に言って頂き嬉しいです!先生、甲斐くんと絡んで書いてますが、最終的にくっつく方向にしようかそのままかまだ迷ってますー(;▽;)笑 (2019年4月7日 15時) (レス) id: d1ee8d6ad6 (このIDを非表示/違反報告)
魅夢(プロフ) - 更新お疲れ様です!柊先生とヒロインの話をいつもドキドキしながら読ませていただいてます!早く二人にくっついてほしいな〜と思ってます(笑) (2019年4月6日 1時) (レス) id: c882c7a21a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:chelly04 | 作成日時:2019年3月29日 3時

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