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転校生 3 ページ14

しかし、倒れそうになった水瀬さんを柊先生がしっかりと抱きかかえた。









柊「危なっ…」








水瀬さんは柊先生に抱きかかえられ、そのまま驚いた顔で先生を見つめている。








あたし達もそんな2人をぽかーんと見つめた。








水瀬「あ…ありがとう、ございます…」








柊「大丈夫?
…そういえば転校生だっけ?」








先生はゆっくりと水瀬さんを立たせた。








水瀬「はい…。
水瀬です…。
あ、先生!」







水瀬さんはいきなり先生の片方の手を掴んだ。









水瀬「手に絵の具がついてます…。
すいません、今ついたものですよね」








すると水瀬さんは先生の手を引いて水場に行き、先生の手についた絵の具を洗ってあげていた。









水瀬「はい、落ちたっ!
助けてくれたお礼っ!」








水瀬さんは今日一度も見たことが無いとびきり可愛い笑顔を柊先生に向けた。









えみな「あ…。
ぶっきー本当にこじ開けちゃったよ…」









友美「しかもさらっとね…」









あたし達は呆然とその光景を見つめるしか出来なかった。









そして次の日もあたし達は水瀬さんに話すタイミングを伺っていた。









水瀬さんを観察すると、すっかり水瀬さんは柊先生に懐いていた。
休み時間には美術室や職員室に遊びに行ったり、昼休みもずっと隣にいた。









そして放課後の部活にも水瀬さんは遊びに来ていた。









凜「ぶっきーにべったりだね」








友美「あんなにくっ付いて。
仲良さげだね〜」








部長「ちょっとちょっと、あれはどういうこと?」










部長や部員みんながあたし達にあの2人の様子を問いかけた。
昨日の話をみんなに説明した。









部長「なるほどね…。
それであんなことになってるのね」









A「先生、
取られちゃったみたいだな…」








あたしは仲良さげにくっ付く2人を見て、無意識にただぼそっ呟いた。








部員の皆んなが一斉にあたしを見た。







えみな「A…。
それって妬いてんの?」







A「なっ、違うよっ!!」









部長「A、素直に先生に寂しいって言えばいいんだよ」









部員の皆んながあたしをからかって笑った。

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chelly04(プロフ) - ユナさん» そんな風に言って頂き、とてもとても嬉しいです( ; ; )ステキなコメント本当にありがとうございます! (2019年9月24日 23時) (レス) id: d1ee8d6ad6 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ - ブッキー、カッコいいですね!私この小説好きです!これからも更新頑張ってくださいね!応援してます!(* ´ ▽ ` *) (2019年8月9日 20時) (レス) id: 5df833b6c1 (このIDを非表示/違反報告)
chelly04(プロフ) - 魅夢さん» コメントありがとうございます!そんな風に言って頂き嬉しいです!先生、甲斐くんと絡んで書いてますが、最終的にくっつく方向にしようかそのままかまだ迷ってますー(;▽;)笑 (2019年4月7日 15時) (レス) id: d1ee8d6ad6 (このIDを非表示/違反報告)
魅夢(プロフ) - 更新お疲れ様です!柊先生とヒロインの話をいつもドキドキしながら読ませていただいてます!早く二人にくっついてほしいな〜と思ってます(笑) (2019年4月6日 1時) (レス) id: c882c7a21a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:chelly04 | 作成日時:2019年3月29日 3時

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