研究室 ページ4
昨日の夜。遅くに航平からラインが来ていた。
今日のお店と時間の事務的なライン。
いつものリーズナブルな居酒屋で、私は結構気に入っている。
今日は講義被らないからだろう。
私は実は理系なのだ。
しかし、必修科目である、第1第2外国語がたまたま一緒であるため、同じ講義をうけることもある。
研究室にも入っているため、忙しい。
今日のお昼は我慢だなと時計をみて思う。
『Aちゃん、データーのバックアップできた？』
と大きな声をかけてくれるのはこの研究室の長。須貝さん。
はい、できました。と言えば。よしよしと、頭を撫でてくれる。
最初はドキッとしたものだが、贅沢なことに慣れてしまった。
はい、これ。と、手渡されたのは、ついこないだの学会のお土産。
え？と、思わず声を大きくする。
特別。と、微笑んで去ってしまった。
私の手の中にあるのは、いわゆるハイブランドコスメというもの。
ずっと欲しかったのだが、日本では高くついてしまうので、諦めていたのだ。
須貝さんに言ったっけ？と、記憶を辿ると
そういえば随分と前に、研究室でネットショッピングをしていたのを見られたのだ。
そのときあまりに、さりげなく欲しいものを聞かれたものだから、まさか貰えるなんて。
何をお礼したらいいのやらと思いながら、
手の中にあるバーガンディー色のリップをポーチの中にいれた。
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cheese(プロフ) - 累さん» コメントありがとうございます！考えてみます！ (2019年4月15日 19時) (
レス) id: 67bc91585e (このIDを非表示/違反報告)
Rika1722(プロフ) - 短編で山本さんとこうちゃんで取り合いみたいな話がみたいです！ (2019年4月15日 19時) (レス) id: a257df45f5 (このIDを非表示/違反報告)
累 - すごく面白いです！伊沢さんオチがいいな〜なんて (2019年4月13日 10時) (レス) id: a73ea513a1 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年3月31日 13時) (レス) id: e6f8418a13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cheese | 作成日時：2019年3月31日 12時
