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『……組み合わせたらダメなものがあると確認できたので良かったです。次は爆発させないように、頑張ります！』
「子どもの反省文か？」
人の少なくなった職員室。俺とデイヴは隣同士の机に向かいながら、実験室を爆発させた始末書を書いていた。
カリカリとペンを走らせ、最後の文を書き終える。我ながら結構良い始末書じゃないだろうか。
隣のデイヴを覗き込めば、何やら難しい言葉がつらつらと並んでいる。やべ、頭痛してきた。難しいことよく分かんない。
未だペンを動かすデイヴを横目に、職員室に備え付けられている冷蔵庫を漁る。イチゴとラムレーズンを持って席に戻れば、隣からすぐに手が伸びてきた。
始末書を一旦机の端に置いてアイスを頬張る。ん、美味い。アイスに舌鼓を打っていると、職員室の扉ががらりと開く。姿を見せたのはエースだった。
「クルーウェルせんせー、日誌持ってきた」
「ん、そこ置いとけ」
「はーい……って、先生たちアイス食ってんの？良いなー！」
エースは真っ直ぐ俺らの元に来て、デイヴに日誌を渡す。そういや、今日エースが日直か。
この学園に来て一週間もすれば、クラスの生徒たちと仲良くなるのも造作ないわけで。特にエース、デュース、グリムとユウの四人とは波長みたいなのがあって仲良くしている。贔屓はしないが。
スプーンを口に咥えながら二人の様子を見ていたら、エースが俺とデイヴの手にあるアイスの容器を見て騒ぎ始める。兄貴に似てるな、こいつ。アイツより可愛げはあるけど。
デイヴは騒ぐエースをじっと眺めていたが、やがて「ん」と冷蔵庫を顎で指す。勝手に取れということだろう。
「マジ、先生太っ腹ー！ダッツあるじゃん！先生大好き！」
『エースこっちおいで。流石にそれ持って廊下うろつかれると俺らが困る』
「ぅえ！？先生たちの間？」
「何か不満か？」
「全っ然！不満なんか無いっすよ！」
近くの椅子を引っ張ってきて、デイヴとの間に置く。エースは少しだけ驚いた顔をして、それからいそいそとそこに座った。
嬉しそうにアイスを開け大きく頬張る姿が、在学中によく職員室に押しかけてきてアイスをたかっていた兄貴と重なる。
それはデイヴも同じだったようで、デイヴの手がエースの頭に伸びた。オレンジの髪を無造作にぐしゃぐしゃとかき回す。
「わ、クル先、何？」
「……いや？特に理由は無いが」
『エースさ、兄貴に似てるってよく言われるでしょ』
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あいらいん - なんでこれ公式じゃないんだろうって思うくらい好き (2023年4月4日 10時) (
レス) @page43 id: c168593882 (このIDを非表示/違反報告)
硝子ーtengitune.(プロフ) - このラジオに出れるなら私は最近泣いたの所に「プリ〇ュアで泣いた」って言いそう (2021年9月25日 20時) (レス) @page36 id: 04fcd4138c (このIDを非表示/違反報告)
チーズ鍋 - 碌無者さん» 完全な手違いですね……。消そうと思っていた方じゃない方を消してしまって……。ありがとうございます(ﾉД`) (2021年9月24日 7時) (レス) @page1 id: 067328da22 (このIDを非表示/違反報告)
碌無者(プロフ) - あんなに書いてらしたのに続編が消えていて……手違いでしょうか？ ご愁傷さまでございます。 (2021年9月24日 1時) (レス) @page50 id: 0a4b7a6801 (このIDを非表示/違反報告)
？？？ - 了解です！頑張ってください (2021年9月23日 22時) (レス) id: ae4d7ce9d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チーズ鍋 | 作成日時：2021年9月6日 22時
