世界ユースが七十四人 ページ32
昼放課。
夕日の強引でこじつけな言葉に諭された(？)僕は、先程のショックから完全には立ち直ってはいないが、中々本調子に戻ってきた。
五月雨「…っよし！」
僕は決意した。
ユースであるということを話すと同時に、これからもよろしくお願いします、ということを話すことを。
夕日「お、決心したか」
ばんっ、と夕日は僕の背中を叩く。
五月雨「まーね。持つべきものは友人だね！」
夕日「おう、優秀な友人がいて良かったな」
ケラケラと二人で笑う。
ひときしり笑ったところで、
五月雨「そういえば夕日。僕ね、世界ユースなんだ。バレーの」
夕日「知ってた」←
五月雨「そっかぁ知って…ん？」
夕日「一回アタシん家来たことあったろ？そのときに母さんが『世界ユースじゃないか？』って」
マジか夕日の母さん。
及川さん達には気づかれなかったのに…
アレか、固定概念の違いか。成る程納得した。
五月雨「ねー夕日」
夕日「何」
五月雨「今日ギャラリー来て」
夕日「いいよ」←
………
五月雨「ｴｯいいの！？」
夕日「いやなんでそんな驚く。陸上部、今日休みなんだよ。近いうちにインハイだから、休養はしとけって」
なるほど…うちの月曜休みと同じか。いや、ちょっと違うな。(だいぶ違う)
夕日「つかいきなりなんだ。何時もは来ないで来ないで言ってるのに」
五月雨「夕日いたら心強いなぁって。あと困ったときの保険」←
夕日「保険かよ。」
また、二人でケラケラと笑い、夕日の弁当箱から唐揚げを奪う。
代わりに夕日は僕の弁当箱から卵焼きを二つ取っていった。
五月雨「っておいコラ！二つは無いだろ二つは！」
夕日「アタシの唐揚げにはそれだけの価値がある」
一口で二つを食べきりやがったよ…
唐揚げを奪ったのを後悔しながら、口に運んだ。
＿＿＿＿＿
国見(…なんだ、もう立ち直ってる。)
金田一(おい！なんでコソコソするんだ？)
国見(オタクモードが発動する)
金田一(ああ…つーか心配してたんだな)
国見(うるさい)
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お空の蒼い月(プロフ) - 星夜〜nightさん» コメントありがとうございます！毎話笑っていただいたなんて、作っている側は一番の励まし、誉め言葉です！これからもよろしくお願いいたします！ (2019年2月17日 17時) (
レス) id: 147a83b23d (このIDを非表示/違反報告)
星夜〜night(プロフ) - 完結おめでとうございます！！1話1話が面白く、毎話笑っていましたwこれからの作品も楽しみにしています！ (2019年2月17日 15時) (レス) id: a95628f533 (このIDを非表示/違反報告)
お空の蒼い月(プロフ) - Megさん» コメントありがとうございます！ずっと読んでいてくださるとは…これからもよろしくお願いします！更新頑張らせていただきます！ (2019年1月20日 16時) (レス) id: 147a83b23d (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - 初コメ失礼します！ずっと読んでました！面白くて次が楽しみです。更新頑張って下さい！ (2019年1月20日 15時) (レス) id: 30e2a5268e (このIDを非表示/違反報告)
お空の蒼い月(プロフ) - 星夜〜nightさん» コメントありがとうございます！バレなかったやつは、次あたりで解明です。更新頑張らせていただきます！ (2019年1月19日 7時) (レス) id: 147a83b23d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：お空の蒼い月 | 作成日時：2018年11月7日 17時
