楽園 (ページ5)

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唇ページ5

そんなことを考えていたら眠くなり
静寂な夜に、心を沈めた。

私誰かと一緒にいる…それは心地よい
温もりと癒しを与えてくれる人

ゴツゴツした綺麗なその手を私の手と絡み合う。
許されなくてもいいから
あなたのそばにいたい。

何か唇に温かいのがあたってる

えっ、えっえぇ――――っ!!←テンパる

｢あなたはだれよ！今すぐに…ん…｣
ものすごく気持ちいい…
これがキスなの？

ちゅ…ちゅ…

神様…助けて…

キスしている間に短刀を持つ。
終わったら攻める

｢大丈夫、何もしない…｣
耳元で囁く甘い声。
陰ていた暗闇から人姿を現す。
これが男の人…
しかも、美形…
低くて甘い声

はじめて触れた男の人…

骨ばった手と腹筋が割れているお腹
何よりの美形…

何もかもが美しかった。
私は腕を伸ばして彼の頬を撫でる。

｢なぜ、ここに来たの？今すぐに出ていきな！
来るところではない！｣

嬉しかったのに本能は防衛を指し示す
また短刀を持つ首元まで持ってくるが
力には及ばなくて取られた。

えっ？今抱きしめられている???

｢君に会いに来た…やっと会えた…夢の中と同じだ｣

｢何を言っているのよ！離して！｣
｢嘘つき、君も会いたかったのでは？｣