せぶちの女神ちゃん -3-

HAPPY BIRTHDAY THE8！！ ページ19

ー MH SIDE ー



「ハオや、センイルチュッカヘ〜！！」



そう言って突然俺の部屋に入ってきたヌナ。

手には小さな包みとワインのボトルを持っていた。



MH「わ〜ヌナ、ありがとう」

「遅くなってごめんね」



時計はもう10時を指している。

残り少ない誕生日は、ヌナと二人で過ごそうと決めた。



「これプレゼント、開けてみて！」



言われるまま包を剥がすと、中には俺好みのデザインの銀色のブレスレットが入っていた。



MH「ヌナありがとう…」

「選んでるときね、ハオにはこれだ！と思って即決したんだよ笑」

MH「俺のタイプよく分かってるね笑」

「もちろんヌナですから〜」



すごく気に入って、これはどこにでもつけていこうと心の中で思う。



MH「ワインもプレゼント？」

「あー、これは一緒に飲もうと思って！」

MH「ヌナが？珍しいね」

「今日は特別な日だからね」

MH「嬉しいこと言うね笑」

「当然じゃん」



はい、とヌナが注いだワインを渡してくれる。

小さく乾杯して、口に運ぶと程よく甘くて美味しいワインだった。



MH「ヌナは飲みすぎないようにね？笑」

「わかってるよ〜」



お酒を飲むと自然に、昔話に花が咲く。

俺らが出会ったときの話から昨日の話まで、振り返るとほんとずっと一緒にいたんだなぁ、としみじみ。



「ほんと、ハオに出会えて良かった」

MH「俺も、ヌナに出会えて良かったよ」



いつもはほんとにヌナ？っていうくらい妹みたいで可愛いヌナなのに、今日は風呂上がりに乾かしたばかりの真っ直ぐな髪、ノーメイクで自然な表情、ラフなスウェット、手元のワイングラス、すべてが大人っぽく見えて少しドキドキする。



MH「出会えて良かった…っていうか、出会ってくれてありがとう」

「ふふ、こちらこそありがとう」



時計を見るともう12時を回っていた。



MH「誕生日終わった」

「ほんとだ、そろそろ寝ようか？」

MH「そうだね」



つけたままだったブレスレットを丁寧に箱に戻し、アクセサリーケースにしまうとヌナは嬉しそうに笑って。



MH「ヌナありがとう、おやすみ」

「おめでとう、ハオ。おやすみ」



ヌナのおかげで、最後の最後まで素敵な誕生日になった。





＊＊＊＊＊＊＊＊＊


ハオちゃん誕生日おめでとう〜〜！！


そしてSEVENTEEN、ode to youお疲れ様！！


ウォヌ、ディノをはじめとするメンバー、これからも健康に気をつけて頑張ってね！！

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