せぶちの女神ちゃん -3-

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HS「1、2、3、4、」



カウントするスニョアの声が遠く聞こえる。
そろそろ疲れが限界に達しそうだ。

昔より疲れるの早くなったなぁ、、歳？

いや、仕事詰まってるからかな…



HS「…ってば。Aってば！」

「え、あ、ごめん」



スニョアはさっきから私の名前を呼んでいたようだけど、私は気づかずにぼーっとしていた。



HS「ねぇ、やる気あんの？さっきから見てればずっとそうだけど」

「は？」



急なスニョアの怒り口調にびっくりする。



HS「仕事の疲れを理由にそうやって踊れませんって、ピンの仕事してる奴は他にもいるだろ」

「えまって、は？なんで怒ってんの？」

HS「カムバまで時間がないんだよ、もっと危機感持てよ」

「いやそんなんわかってるし、スニョアに言われる筋合い無いんだけど？」



気がつけばそう口から出ていた。語尾も強くなっている。

いつの間にか、目の前にいる人に、スニョアに、無性に腹が立っていた。



「私だって私なりに頑張ってんの。疲れてるけどこれでも頑張ってんの。大目に見てとは言わないしそれがおかしいのは分かってるけど偉そうに言わないで」

HS「だからそれがだめだっつってんの。疲れてるから今日は踊れなくてもいいやじゃ通用しないのはお前も分かってるだろ」

「わかってるよ。分かってるからいちいちそんなこと言わないで」

HS「はぁ？分かってないから踊れなくていいみたいな言い方するんだろ」

「そんな言い方してないから。スニョアが偉そうにするなって言っただけだから。」

HS「お前とは話になんねーわ」

「…あ、そ。こっちだって願い下げだわ」

HS「そうやって練習からにげんの？」

「あんたがそうさせたんでしょ」



“ バタン ”



((SG「ヌナ…」

SC「スングァナ、大丈夫、これはスニョアとAが解決するから」

DN「でも…」

JH「大丈夫だって。安心しろ」))

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