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頭の上でパトカーの上に付いてる赤いライトみたいなのがクルクル回る。
これ逃しちゃ駄目なやつ！
捕まえる絶好のチャンス！
なんだっけ、あの時わたし、なんて言ったんだっけ。
「……オッパの事大好きなの、変かな？ 」
「え、」
「変？ 」
「なに急に」
あれ、違う。
そうだ。これはしうちゃんだ。そんで変って言われたんだ。
そうじゃなくて、そうじゃなくて、
「わたし妹なのに、ギョンスとしたいの変？ 」
ストレート過ぎる告白に、更に沸騰して茹でタコみたいになっちゃったギョンス。
覚えてるんだよね？
じゃあ、変じゃないって言ってくれる筈……
バンッ！
「Aちゃーん。なに、してるのかな？ 」
う、世界一タイミング良く現れる男の事を忘れてた。
「痛っ、痛いよー、痛いー」
「あ、な、なんか肩痛いって」
引きつった笑顔のベクの登場に、ギョンスもびっくりしたらしい。ちょっと狼狽えてる。
「ギョンス、まずAから離れて」
ベクに言われるがまま、ベッドを降りるギョンス。何する気？ まさかここにダイブとかしてこないよね？
痛がってるんだよ？ 怒ってる場合じゃないでしょ。
「Aちゃん、こっちおいで？ 」
ベクの声に鳥肌が全身を駆け抜けた。
これは、やはり怒ってる。怒ってる時の声だ。
「痛っ、痛いから無理。もうここから動けない」
まだ未遂なのに。
このまま家帰ったら、そのまま追い出されそう。
ベクが悪いのに。ベクがニヤニヤしたせいなのに。
「あんなんで痛いわけないだろ！ 自分からぶつかっといて何言ってんだよ！ 早く来いって！ 」
ひーん。
「きょ、今日はここで寝る。オッパがわたしに相談あるらしいから」
「「は？ 」」
見事に2人被って、ギョンスには首を振られ、ベクの目付きが鋭くなる。
「A、早く。家帰んぞ」
「帰ってそのまま追い出す気でしょ？ 無理！ 帰らない」
「……追い出される様な事したのか？ 」
「し、してない」
まだ。
怒ってたベクの顔に笑みが戻ってベッドに近付いてくる。
「俺、明日オフだから。早く帰って寝て、朝から出掛けよ？ 」
「え！？ 本当に？ 」
思わずギョンスに顔を向けて確認すると、大きく頷いてくれた。
やったぁ！ ベクと外デート！
一体いつぶり？
「ほら、帰るぞ」
手を握られて立ち上がりやすいように腰も持たれる。
いいのかな。このまま帰っちゃって。
他の女にニヤついてたんだよ？
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もにか(プロフ) - あんずさん» お返事遅くなってごめんなさい(>_<) 沢山あるお話を読んで貰えてすっごく嬉しいです(//∇//)これからも頑張ります(^з^)-☆ (2017年1月23日 3時) (
レス) id: 8278efcdb6 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - もにかさん初めまして。スキャンダラスから読んで他の話も繋がってるとしり駆け足で全て読ませていただきました！展開が斜め上をいくのでとても面白いです！これからも更新楽しみにしております^ ^応援してます！ (2016年12月21日 1時) (レス) id: f2e4e497c4 (このIDを非表示/違反報告)
もにか(プロフ) - かのかさん» 寝ましたか？寝てるでしょー！笑 それぞれの想いがこんがらがっていますが最後はスルーっと……(＾ω＾) 続きも楽しんで下さいね！ (2016年12月20日 6時) (レス) id: 8278efcdb6 (このIDを非表示/違反報告)
もにか(プロフ) - ももかさん» コメントありがとうございます！ カレーの事を覚えてくれてるなんて感動しました。ベク、優しかったなぁ、、、と、もっとベクのいい所を書けるように精進致します。 (2016年12月20日 6時) (レス) id: 8278efcdb6 (このIDを非表示/違反報告)
もにか(プロフ) - はなさん» 別れを決意したベクですが、今まで我慢してきた分、多少の未練も残っているのか、そうでないのか。でもそこは、突っ込んでおかないと笑 しうちゃんどうする！？ どうしよう (2016年12月20日 6時) (レス) id: 8278efcdb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もにか
| 作成日時：2016年11月18日 10時
