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「そろそろアレ返して欲しいなぁ、って思ってるんだけど……」
腕枕され、さっきまでの余韻に浸ってる最中、鼻歌を歌いながら わたしの髪を撫でるご機嫌しうちゃんに、アレの返却を求める。
「アレ？ なにアレって」
とぼけてるのか、それとも本当に思い付かないのか……。
「しうちゃんが没収したやつ」
あ！ って気が付いた様子で首をうんうん縦に降る。
「なんで？ 」
「なんでって、わたし(ベク)の……」
「もっかいしたいの？ 」
「ち、ちがう。とにかく返して」
「あ〜、どこやったかなぁ。うーん、、、どっかに閉まったんだけど忘れた」
え、絶対嘘だし。絶対絶対嘘だし。
・
「やば、寝てた。今何時……」
起き上がって時計を見ると、ここに来た時は7時だったのに、もう12時。
ドアの向こうからは洗濯物を回してる音が聞こえる。
もうサラン来ちゃってるじゃん……。
ま、でも個人の部屋には入って来ない筈だから気にせずアレの探索を続けよう。
確か、あの時しらばっくれる しうちゃんは一瞬目をあっちの方向にやったんだよね。
ベッドを降り、机の前に立って調べる。
「無いよなぁ……もうこっちジョンデの陣地だし……」
しうちゃんとジョンデって仲良いけど、どこまで腹割って話す関係なんだろ？
女みたいにアッチの事まで詳しく話したりはしないよね？
「ん？ 」
ジョンデの机の上は、本や雑誌が積み重なってる。
その真ん中辺りに見覚えのある箱。
「……みっけ」
本と本の間から、引き抜いて無事ゲット！
出来たのは良かったけど、不安定に箱の上に積まれてた本達が下にバタバタと音を立てて落ちてしまった。
「あーあ」
まさか順番とかまで覚えてないよね？ ジョンデだし。しうちゃんならあり得るけど。
適当に元あった様に直す。
ってか何でジョンデの机の上にあるんだろ。
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もにか(プロフ) - あんずさん» お返事遅くなってごめんなさい(>_<) 沢山あるお話を読んで貰えてすっごく嬉しいです(//∇//)これからも頑張ります(^з^)-☆ (2017年1月23日 3時) (
レス) id: 8278efcdb6 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - もにかさん初めまして。スキャンダラスから読んで他の話も繋がってるとしり駆け足で全て読ませていただきました！展開が斜め上をいくのでとても面白いです！これからも更新楽しみにしております^ ^応援してます！ (2016年12月21日 1時) (レス) id: f2e4e497c4 (このIDを非表示/違反報告)
もにか(プロフ) - かのかさん» 寝ましたか？寝てるでしょー！笑 それぞれの想いがこんがらがっていますが最後はスルーっと……(＾ω＾) 続きも楽しんで下さいね！ (2016年12月20日 6時) (レス) id: 8278efcdb6 (このIDを非表示/違反報告)
もにか(プロフ) - ももかさん» コメントありがとうございます！ カレーの事を覚えてくれてるなんて感動しました。ベク、優しかったなぁ、、、と、もっとベクのいい所を書けるように精進致します。 (2016年12月20日 6時) (レス) id: 8278efcdb6 (このIDを非表示/違反報告)
もにか(プロフ) - はなさん» 別れを決意したベクですが、今まで我慢してきた分、多少の未練も残っているのか、そうでないのか。でもそこは、突っ込んでおかないと笑 しうちゃんどうする！？ どうしよう (2016年12月20日 6時) (レス) id: 8278efcdb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もにか
| 作成日時：2016年11月18日 10時
