豚の丸焼き ページ4
「ベクオッパ、明日何が食べたいですか？ 」
「うーん、何でもいいの？ 」
「はい！ サラン何でも頑張って作ります！ 」
「俺が食べたいのは、、、サランちゃん。君だよ」
「えっ、そんなっ、困りますっ、みんないるのに」
「はっはっは。サランちゃん、照れる姿も可愛いなぁ」
「ベクオッパ……」
「うるさい」
「オッパ、やっぱり駄目です。こんなのっ。それに、まだご飯の準備もしてないのに……」
「そんなの後でいいから、ね？ ほら、こっち来て」
「で、でも、私、あの、初めてで」
「大丈夫だよ。僕が最初から優しく教えてっんーっ！！ んっ！ん！ 」
「黙る？ 」
ベッドの上で、一人二役を演じてたら部屋に戻ってからも机になだれ込んでたギョンスに枕で口を塞がれた。
苦しいから、うんうん必死に頷くと開放されて息がはぁって出ていく。
「ったく。そんな心配なら、ずっと見張ってればいいだろ。しかも途中からベクのキャラおかしいし」
「別に心配なんかしてないもん。面白いからやってるだけだもん」
「はいはい。じゃ、ベッド降りて」
「何で？ 他に座るとこないから嫌だ」
反論すると、さっきギョンスが座ってた椅子を目配せされる。
「嫌。わたし、怪我人なんだよ？ 痛っ、痛い痛いー。絶対あおたんなってる」
肩を手で抑えると、キナ臭い表情がギョンスの顔にへばり付く。
疑われてる。うん。全く痛くないから当たってるけど。
「本当に痛いっ、本当に痛い、ヤバイ。血出てるかも」
「えっ、」
ぶつかっただけで血が出るなんてジョンデの体は凶器かよって話だけど、ギョンス寝てたしその辺は頭に入ってないでしょ、というわけで、かなりオーバーに痛がる。
「ちょっと見せて」
ほら、引っかかった。ぷくく。
「痛い痛い痛いー！ 」
体をよじって、伸びてきた手をかわす。
見られたら嘘バレるし。
「見せてってば、あ、」
がっしり捕まえられ、ギョンスの手がニットを掴んで肩チラ……っていうか、下に着てるインナーの肩紐もオマケにブラ紐も一緒に掴んでるから、肩モロだ。これ。
「ご、ごめん」
ばっと離れたギョンスの手首を咄嗟に掴むと、目を大きくさせ「え、」って戸惑ってる。
赤い。
ギョンスの顔が、間違いなく赤い。
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もにか(プロフ) - あんずさん» お返事遅くなってごめんなさい(>_<) 沢山あるお話を読んで貰えてすっごく嬉しいです(//∇//)これからも頑張ります(^з^)-☆ (2017年1月23日 3時) (
レス) id: 8278efcdb6 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - もにかさん初めまして。スキャンダラスから読んで他の話も繋がってるとしり駆け足で全て読ませていただきました！展開が斜め上をいくのでとても面白いです！これからも更新楽しみにしております^ ^応援してます！ (2016年12月21日 1時) (レス) id: f2e4e497c4 (このIDを非表示/違反報告)
もにか(プロフ) - かのかさん» 寝ましたか？寝てるでしょー！笑 それぞれの想いがこんがらがっていますが最後はスルーっと……(＾ω＾) 続きも楽しんで下さいね！ (2016年12月20日 6時) (レス) id: 8278efcdb6 (このIDを非表示/違反報告)
もにか(プロフ) - ももかさん» コメントありがとうございます！ カレーの事を覚えてくれてるなんて感動しました。ベク、優しかったなぁ、、、と、もっとベクのいい所を書けるように精進致します。 (2016年12月20日 6時) (レス) id: 8278efcdb6 (このIDを非表示/違反報告)
もにか(プロフ) - はなさん» 別れを決意したベクですが、今まで我慢してきた分、多少の未練も残っているのか、そうでないのか。でもそこは、突っ込んでおかないと笑 しうちゃんどうする！？ どうしよう (2016年12月20日 6時) (レス) id: 8278efcdb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もにか
| 作成日時：2016年11月18日 10時
