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高校生？ いや、中学生？
そんなジンクスを信じてるベクが可愛くて、真剣な顔がおかしくて、恐怖の緊張で強張ってた体だけど、ふっと力が抜けた。
ベクの眼鏡を取って、今度は自分からチューすると、後ろに回った腕にぐぎゅーっと引き寄せられる。
「これ、やっぱヤダ」
消し消し。
ベクの即席ホクロを親指で擦る。
「こっちも」
ついでに眉毛も両指でなぞった。
ベクの指も手伝って、あっという間にいつものベクがお目見え。
「やっぱこっちがいいー」
わたしが笑うと、ベクも笑顔になって、またチューが降ってくる。
怖いの忘れてイチャイチャしてたら、下に降りついて急いでベクに眼鏡を装着。
うーん。
「駄目だ。可愛いもんバレる」
「可愛いって、かっこいいだろ？ 」
念のために持ってきていたマスクを鞄から取り出してベクに装着。
「どうする？ 他に乗りたいのある？ わたしお母さんみたいに下から手振るよ？ 」
「お母さん？ 」
「家族3人で来たら、大体お母さんがそうしてるでしょ？ 」
地図も見ずに園内を、練り歩く。
ベクは、どうしてもわたしから離れたくないらしく、あれは？ あれは？ って言っても「A乗らないなら俺も乗らない」って。
「あの汽車乗る？ それかメリーゴーランド乗る？ 」
「うーん」
わたしが乗れそうなのは、ベクは心惹かれないらしい。
「あ、あれは？ 」
遠くに見えるゲレンデ。
入場門に雪ソリって大きな看板も出てた。
取り敢えず行ってみようって事になったんだけど、到着してみれば、園内の何処よりも人口密集度が高い。
「ホクロも消しちゃったし、バレると困るからやめとこ？ 」
「上まで上がるの面倒だって思ったんだろ？ 」
……バレてる。
リフトとか、遊園地にあるわけないもんね。
にしても何か、、、見覚えあるの何でだろう？
初めて来た筈なのに。
「A〜、家帰ろ〜 」
後ろから抱きついて甘えた声を出すベク。
「え、いいの？ まだ２つしか乗ってないのに」
「いい！ 早く！ 早く帰ろ！ 」
急にどうしたんだろ……？
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もにか(プロフ) - あんずさん» お返事遅くなってごめんなさい(>_<) 沢山あるお話を読んで貰えてすっごく嬉しいです(//∇//)これからも頑張ります(^з^)-☆ (2017年1月23日 3時) (
レス) id: 8278efcdb6 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - もにかさん初めまして。スキャンダラスから読んで他の話も繋がってるとしり駆け足で全て読ませていただきました！展開が斜め上をいくのでとても面白いです！これからも更新楽しみにしております^ ^応援してます！ (2016年12月21日 1時) (レス) id: f2e4e497c4 (このIDを非表示/違反報告)
もにか(プロフ) - かのかさん» 寝ましたか？寝てるでしょー！笑 それぞれの想いがこんがらがっていますが最後はスルーっと……(＾ω＾) 続きも楽しんで下さいね！ (2016年12月20日 6時) (レス) id: 8278efcdb6 (このIDを非表示/違反報告)
もにか(プロフ) - ももかさん» コメントありがとうございます！ カレーの事を覚えてくれてるなんて感動しました。ベク、優しかったなぁ、、、と、もっとベクのいい所を書けるように精進致します。 (2016年12月20日 6時) (レス) id: 8278efcdb6 (このIDを非表示/違反報告)
もにか(プロフ) - はなさん» 別れを決意したベクですが、今まで我慢してきた分、多少の未練も残っているのか、そうでないのか。でもそこは、突っ込んでおかないと笑 しうちゃんどうする！？ どうしよう (2016年12月20日 6時) (レス) id: 8278efcdb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もにか
| 作成日時：2016年11月18日 10時
