Story #153 ページ33
それは、竹下と別れた直後のこと。
落ち込んで落ち込んで、3日間会社を休んで実家に逃げ込んでいた。
姉夫婦は親と同居だから、当時10代の将生もそんな私の様子を見ていた。
そして唐突に将生が私に言った。
将生「俺がいつでもAちゃんのそばにいてやるから。淋しくないように俺がAちゃんを笑わせてあげるから」
小さい頃から将生の無邪気さに救われることが多かった。
10代半ばで叔母の私にそんなことを言える将生の言葉は、幼稚さから出たものだったのかもしれない。
だけど、あのとき私を絶望から引き上げてくれたのは、紛れもなく将生のあの言葉だった。
思えば、その約束を守るために将生はわざわざ私のいるこの町に就職を決めたに違いない。
いつまでも不甲斐ない私のために。
あれから10年経った今でも律儀にそんな約束を守って私に会う将生は、幼稚なんかじゃなくって懐の大きい男に違いないって私は思う。
A「またすぐ来てよ？」
将生「どうかな。Aちゃんが淋しいときは来るよ。だからしばらくは会えないかも」
じゃ、と片手を挙げて、愛しい甥っ子はこの家を後にした。
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Coco-Liu(プロフ) - りんさん» ですよねー。コメントありがとうございます。 (2015年3月15日 0時) (
レス) id: 4c94aea9ba (このIDを非表示/違反報告)
Coco-Liu(プロフ) - ぱぴさん» こんばんは。コメント嬉しいです。ありがとうございます。 (2015年3月15日 0時) (レス) id: 4c94aea9ba (このIDを非表示/違反報告)
Coco-Liu(プロフ) - alexisさん» ありがとうございます。PC直りましたが、なかなか更新できません。汗。最近仕事がたてこんでおります・・。 (2015年3月15日 0時) (レス) id: 4c94aea9ba (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - あは（≧∇≦）相性大事ですょ〜（≧∇≦） (2015年3月8日 19時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぴ(プロフ) - こんばんは！更新ありがとうございます！やっぱりチャンミンだなぁ。ってほっこりです！また、待ってますね！ (2015年3月8日 0時) (レス) id: 7865f4042e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Coco-Liu
| 作成日時：2014年12月24日 21時
