Story #89 ページ9
チャンミンくんのお弁当二つ分は、15分ともたなかった。
お風呂に入って出てきたら、もう食べ終わってごみを片付けているところだった。
急いで入ったのに。
もういい。
早く寝よう。
ソファに座ってドライヤーで髪を乾かす。
キッチンでごみ袋をがさごそやっていたチャンミンくんは、またリビングに腰を下ろした。
うそ、まだいてくれるの？
もしかして、泊まっていくつもりとか？
そんなに私を心配してくれてるの？
でもチャンミンくんの顔はテレビに向いている。
あれっ？
A「あ、ちょっと！ それ今日録画されたやつでしょ？ なんで勝手に再生してるのよ！？」
CM「先週観てから続きが気になってたんですよ。うちこのチャンネル契約してないから観れないんです」
A「信じられない。最初からにしてよ」
CM「頭が痛い人はさっさと寝てください」
A「うわー、ずっるー……」
CM「これ観たら帰りますから。また合鍵借りてもいいですか」
A「……いいよ」
やばい、返事が遅れた。
深い意味なんかないのに。
テレビが観たいためなのに。
合鍵を貸すことに、くすぐったい気持ちを感じてるのなんか私だけなのに。
引き出しから合鍵を取り出し、渡した。
そして、歯磨きをして寝室に向かった。
CM「おやすみなさい」
A「……おやすみ」
ほんとはお風呂に入ったあたりから頭痛はずっとよくなっていた。
このまま一緒にテレビを観ることもできたけれど。
それが終わったらチャンミンくんは帰ってしまうから。
こんなふうに人の気配を感じながら眠りたかった。
チャンミンくんがいる、その存在を感じていたかった。
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Coco-Liu(プロフ) - alexisさん» 続きは次章に持ち越しになってしまいました。 (2014年12月24日 21時) (
レス) id: 4c94aea9ba (このIDを非表示/違反報告)
Coco-Liu(プロフ) - のこさん» 好きじゃない人とはキショイですもんねー。そりゃあリバースしたくもなります。 (2014年12月24日 21時) (レス) id: 4c94aea9ba (このIDを非表示/違反報告)
alexis - Coco-Liuさん» いゃ〜ﾊﾞｯｶですね〜勘違いｱﾎ中年男。ざまーないですわ！チャンミンﾌﾞﾗｯｸになってますか？いやはや…ﾂﾎﾞが…((爆))ﾋﾛｲﾝ宅で打ち上げしましょ♪・:,*・:,*(((((つ・ω・)つ (2014年12月24日 0時) (携帯から) (レス) id: a9a57b86ec (このIDを非表示/違反報告)
のこ(プロフ) - なんというタイムリーリバース…口の中にも入ったな、コレ…しかしこの状況で、笑うチャンミンとは…もう予測不能！ (2014年12月23日 23時) (レス) id: 9c0a90af40 (このIDを非表示/違反報告)
Coco-Liu(プロフ) - alexisさん» 残念アラフォー。（笑）結構いますよね。うちの会社にもいます。 (2014年12月22日 23時) (レス) id: 4c94aea9ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Coco-Liu
| 作成日時：2014年12月8日 23時
