気づけばトリコ【檜山光成】 (ページ10)

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檜「あのさ、桜庭さん」

『なんですか、』

檜「担任から学校案内するよう頼まれてて、時間平気？」

学級委員としても、俺自身としても仲を深めたい存在でどうにか心開ければと思った。

檜「俺、桜庭さんのことなんて呼んだらいい？」

『特になんでも構いませんが、』

さっきからの様子を見て、あんまり自分自身に興味が無さそうで無気力感や脱力感

檜「じゃあAちゃんでも良いってこと？」

『急に名前呼びですか、』

自分でも何を言ってるのか分からなかった、笑

ただ湧との関係だったり彼女自身に興味を持っていたのだけは分かる

檜「仲良くなりたいなって思ってるし、もちろん俺だけじゃなくて他のみんなも良ければそう呼ばせて貰うよ」

『はあ、分かりました』

半ば強引に了承を得たようなものだが了承を得たことに変わりは無い

初めましての1日目なのに彼女のほかの一面が見たくなって

檜「髪、綺麗だよね茶色っぽくて艶があって」